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コラム
木摺下地の家:土仕上げ・色漆喰パラリ仕上げ
2024年2月16日
現代は余り下地として使われなくなった木摺下地の住宅を施工させて頂きました。
木摺下地は明治時代に西洋の建築を日本人が真似て建てられた擬洋風建築に多く使われていました。現代はプラスターボードが下地として使われることが多く、余り見掛けることが無くなった下地です。木摺下地を使う事の利点としては壁を厚くする事が出来るので、調湿・防音・蓄熱などの性能が薄塗の現代の壁よりも高くなります。
そして最も大きな利点としては環境への負荷が少ない事です。プラスターボードは将来に家を解体などする場合に処理費用が高額になり、また処理するための環境への負荷も大きいです。
木摺下地で施工した場合は基本的には自然素材を使い施工するので特別な処理をしなくても自然に返りますし、またもう一度材料として使う事も可能です。
今回の仕上げは土を塗り水が引かない内に仕上げる「土撫で切り仕上げ」と京都御所などで塗られている漆喰に色を付けた「漆喰パラリ仕上げ」をしました。どちらも接着剤などの化学物質を使わない体に優しい仕上げです。
詳しくはこちら↓
https://dozou.jp/works/works-911/
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