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認知症の介護と虐待について
家族や親族・同居人などによる虐待が増えています。
厚労省の調査では、認知症高齢者と同居していた虐待者は「息子」、「夫」、「娘」の順番に多いそうです。
なんかすごく悲しい現実です。自分の子供や夫が虐待者になってしまうんですね。時々事件として報道されるのも肉親同士が多いです。
介護しているつもりが虐待になっているのかもしれません。
・ちゃんとパクパク食べていると思って無理やり食事を口に入れる
・薬を過剰に飲ませてしまう
・排泄の失敗を叱ったり、他人に喋ったりして尊厳を損なう
などは、虐待している自覚がなくなってしまっているのかも知れません。
このような虐待発覚事例は、大体が長期間介護をひとりで抱え込んで、誰にも相談せずにいるご家族です。肉親のことだからこそ、恥ずかしくて相談できないといった内情がますますストレスとなり、更にひどい虐待に進みます。
つねったり、叩いたり(身体的虐待)無視したり、侮辱したり(心理的虐待)のほか、空腹状態で放置したり、何らの世話をしない(介護放棄)などの状態に進んだら本当に大変なことになってしまいます。
皆様のお近くにも、介護者と高齢者のお二人だけのご家庭がたくさんあるかと思います。是非とも声をかけて見守ってください。
そして、認知症高齢者を介護している皆さん、町内会や隣組、新聞配達や宅配便配達の方など、どなたでも良いですから困ったときは「助けて!」と一言発してください。必ず誰かがあなたの声を拾って届けてくれますから。
息子さんや旦那さんが虐待者になってしまうのは、家事に不慣れなのに体力は優位だから、ストレスが行動制御できなくしているのだそうです。私を含め男性諸氏は、家事のスキルをもっともっと上達させて、高齢認知症の方と寄り添っていかなければならないと覚悟しなければなりませんね。
以上