自らの「介護予防」について
認知症の方の家族介護~主治医への報告~
時々、認知症の方を支えるご家族の方と一緒に主治医の先生のところへお訪ねすることがあります。
そんな時いつも思うのは、ああメモに書いておいて簡潔に説明すれば良かった、手短かに報告しないといけないなという反省です。
今回は、受診時に主治医の先生にうまく説明できるようにする、「メモの要点」を挙げてみます。
○×式やレ点チェック式にして、毎回同じ項目なので、自分でメモ帳やノートに作ってしまえばよいかも知れないですね。
「前回から今回の診察までの変化 メモ 」
1 ちょっとした事を心配したり、怖がったりする
2 ささいなことに怒ったり、急に機嫌が悪くなる
3 いつも落ち着きがない
4 いつも沈んだ感じである
5 周囲の事に関心を示さなくなった
6 話しかけても会話が続かなくなった
7 うまく着替えができなくなった
8 もの忘れがひどくなった
9 「物を盗られた」などと被害妄想が出てきた
10 夜間、トイレ以外の場所に動き回る
11 日中、徘徊や目的不明の行動が多い
12 手伝いしてくれた家事をしなくなった
13 衣服の汚れなどに無頓着になった
14 買物に行くと、不要なのに毎回同じ物を買う
15 器具を壊すなど異常な行動が出てきた
大体こんな項目で良いかも。よく観察して、結果だけでなく、どんな時にどんな行動が起きたかを記入する欄を設けてもよいでしょう。
主治医だけでなく、ケアマネージャーさんにも見てもらうなど、みんなで認知症のご本人に何が生じているかを共有して今後のケアに役立てると良いと思います。