自らの「介護予防」について
「押し買い」を未然に防いだ!
なんと、自分の母が押し買いの被害に遭いそうになりました。
「押し買い」とは、ご家庭に訪ねて来た買取業者や処分業者を名乗る者等が、強引に、何らかの品物を法外な安値で買ったことにして、それらの品物を持ち去ってしまう行為のことで悪徳商法の一種と言われています。
押し買いの手口は多種多様ですが、基本パターンは、買い取りや売り渡しを執拗に要求することで、相手に恐怖感を与えたり、性急な判断を迫って、売り渡しを了承していない品までも買い取った形にして取引を終え、立ち去るのが一般的です。
母が騙されそうになったのは、亡くなった父の背広等の不用品を買取処分してくれるという業者でした。こんな親切な方が来てくれるのよと喜んでいた母でしたが、私が来訪の断りの電話を業者に入れ、その業者の対応を聴いていてあらためて恐怖を感じたようです。嫌味な大声をあげながら、いきなり業者の電話は切れました。
みなさんもご注意です!!
あらかじめ一般家庭に、優しい女性の声で電話案内があったり、一見信頼のおける業者を装ったチラシがポスティングされたり、親切そうな業者が訪問し、家庭にある様々な品物を言葉巧みに聞いたり提示させたりします。
次に、業者は一般家庭に現れ、処分を依頼した品物について買取金額の査定をするなどといって、注意をそちらに向けさせながら、一緒に来訪した他の者が、頼んでもいないものまで持ち出したり買取品に紛れ込ませたりするのです。
そして極端な安値を告げ、持ち主は売り渡しに納得していないにも関わらず、勝手に買い取ったことにして、品物を持ち去ってしまいます。特に、高齢者の場合、茶の間に座ったまま、これら親切を装った業者の言うがままに騙されて高価な品々を持っていかれてしまいます。
幸いにして、高価な物がない我が家ですが被害は未然に防げました。高齢者の方がお留守番しているご家庭は特に気をつけましょうね。