『どんな予算が掛かってくるか?』その2
おはようございます。
メルシーホームの鈴木です。
今日は久しぶりにゴルフ練習場に行ってきました。
ひと頃はコロナで練習している人もまばらでしたが今日はほぼ満席でした。
8月も後半に入って少し涼しくなってきたのもあるかもしれませんね。
30分くらい体を動かしていい運動になりました。
さて、今日は資金計画の中でも地盤改良工事について話をしてみたいと思います。
地盤、つまり家を建てるための地面を補強するための工事になります。
建物はどんなに丈夫でも、その下の地面が不安定では地震などが来た時に心配です。
そのために地盤調査を行うわけですが、資金計画的に問題になってくるのは、その調査を行うタイミングです。
地盤調査は敷地に対して計画した建物の四角で、先端にスクリューの付いたロッドを差し込んで行います。
建物の四角が決まっていない段階では地盤調査はできません。
始めの資金計画の段階では地盤調査ができない為、地盤改良工事が必要なのか、必要であればいくら工事金額が掛かるのかが分かりません。
地盤改良工事にいくら掛かるかは分からないけども、掛かってくる可能性がある費用となります。
その時ポイントとなるのが、資金計画は引き算で考えていただきたいということです。
後から追加でどんどん金額が増えていくよりも、未確定な金額についても予算取りといった形で資金計画に入れておく事をお勧めします。
ちなみに地盤改良工事が必要となった場合の目安となる金額は、改良する深さにもよりますが50万円~120万円ほどになります。
たまに地盤改良工事の予算取りがされていない資金計画書を拝見しますが、改良工事が必要になった際予算オーバーになりますので注意が必要です。
「地盤調査で改良工事の判定が出たとしても、改良工事を行わなくてもいいのですか?」との質問もよくいただくのですが、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)の施行により、住宅事業者は瑕疵に対する10年間の住宅瑕疵担保責任を負っています。
この中に地盤の保証も含まれますので、基本的には10年以上の地盤保証は必須になってきます。
そもそも最近は地震なども多いので、住宅は『家族の命を守る』ことが最低限の条件ですので安心できる地盤の上に建てたいものです。
次回は家づくりには必ず掛かる費用『登記費用』についてお話ししたいと思います。
今日もありがとうございました。