故郷の海で海洋散骨 お母さんの遺言 メモリアルクルージング
今月に入り日本海上空に長い間張り付いた低気圧の影響で、雪は降らないものの強い北風が吹きつける、そんな天気が続いてました。
代行散骨をご依頼されていたお客様には、お待たせして申し訳ございませんでしたが、風が穏やかになった先日、無事に海洋代行散骨を執り行う事が出来て、ほっと胸をなでおろしているところです。
散骨の指定日がなく、天候が良い日との事で了解を得ておりましたが、あまり日数が空いても申し訳ないと思い、天気予報や海洋状況を逐一調べ、自身のスケジュールと照らし合わせながら最善の日を選定しておりました。
ようやく出航することとなりましたが、さすが冬の日本海。冷たい海風と一緒に船に叩き付けられた波が船内に入り込んできます。潮の流れも速く、献花した花びらを撮影しようとカメラをセットすると既に船から遠く離れ、記念に残す写真が上手く撮れず苦労しました。
毎回、献花用の花びら、リースをお願いしてるフラワーショップさんから
「今年はもう最後でしょうね・・・」
そう言って、普段の倍もあるお花をご準備して頂きました。
「どうぞ一杯手向けて下さい!今回は大サービスです!」
フラワーショップの社長さんのご厚意により準備頂いた大量の花びら、それは凄いボリュームでした。
一袋を籐籠に入れて記念撮影、もう一袋は直接袋から海への献花。
小さなキャビンも花びらの香りで一杯でした。なにより沢山の花に彩られ故人も喜んでいることでしょう。
時折強い波と風に揺られながらもご依頼者様とのお約束事、確りと執り行うことが出来、クルー皆で安堵したところで、あたりを見回すと遠くで多くの花びらが波に揺られており、とても綺麗でした。
海から帰って、県外在住のご依頼者様へのご報告と散骨証明書、記念アルバム等を発送して、今回の代行散骨は無事完了となりました。
海洋散骨業務について、今日まで沢山の方のご指導やご理解、ご協力を頂くなか、昨年秋の準備から夏前の散骨業務スタートまで、私共にも一時の不安こそありましたが一年間事故も無くご契約頂きました全ての案件が無事に予定通りに執り行うことが出来ました。
業界関係者の皆さん、ご依頼を頂きましたご遺族の皆さん、本当に有り難う御座いました。
おかげ様で現在のところ、来春のご契約やご相談も多数頂いております。
当社の海洋散骨クルージングをご利用頂きました皆様には心より深く感謝申上げます。
また、海洋散骨をご利用頂いたお客様への法要メモリアルクルージングプランも準備しております。その折には是非お声がけお待ち致して下ります。
今年一年間 遺品整理事業、ならびに海洋散骨事業ともに大変お世話になりました。
来年もお客様一人一人に満足頂けるサービスが提供できますように、社員一同頑張ってまいります。