新年度を迎えて 自然葬 海洋散骨 日本海
先日、「代行散骨」を酒田港沖合で執り行わせて頂きました。
代行散骨とはご遺族が乗船しないで、当社スタッフのみで海洋葬を執り行うことを言います。委託散骨もしくは代理散骨などと言われる場合もあります。
作業としては基本的にご遺族が乗船される「個人散骨プラン」と同じく「粉骨、散骨、手元供養パック、献花、献水、散骨証明書、スナップアルバム」で費用は32,400円(税込)とさせていただいております。
ご契約時にはお客様より、
「他社と比べてもサービス内容も充実しており、何よりも費用の面でも大変安く助かります」
とのお話がありました。
ご依頼者は乗り物酔いが酷く揺れる船上では・・・・・と、乗船しての散骨を断念。今回の代行散骨でのご依頼でした。
四十九日法要も終えたところで当社に送骨して頂き、直ぐに粉骨作業。
粉骨前にスタッフ皆でご遺骨に合掌させて頂き、作業開始となります。
ご依頼者より手元供養(自宅で供養する為に分骨)の分骨依頼もありパウダーに加工したお骨を小分けにして真空パックで密閉、他は水溶性紙パックに納め散骨準備完了、作業時間にして1時間ほど掛かります。
今回も骨壺の中には、お骨と一緒に色々な物が混入(治療時の埋め込み器具、お棺の釘やネジ金具、供養硬貨その他)非鉄、鉄、これらを丁寧に取り除くと結構な時間が掛かってしまいますが、ご遺骨を扱う際に手抜きのできない、大変気を使う作業となります。
献花用リースの準備
献花用のリース、花びらをお願いしてる花屋さんへの連絡も天候次第なところがあり、見極めが大変です。
秋ともなりますと海上予報も刻々と変わりオーダータイミングが会わないと、保水冷蔵やら水分補給やら管理保存にも気を遣うところです。
花屋さんも私共の管理状況を気遣ってか
「当日に港までお届け出来ます」
との大変有り難いお話も頂いておりますが、色とりどりの花びら一枚一枚を外してバケットに盛りつけ、準備しても天気によってはキャンセルも考えられます。
リースにいたっては水に浸しながらの保管移動となるため、こちらも大変です。当日その瞬間に最高の状態で遺影を飾り、海への献花も華やかであってほしい。ご依頼者様にも最高の海洋葬と満足をお届けするよう努力しています。
ご依頼者が乗船されない代行散骨であっても、全てが最高のコンディションでありますように、スタッフ皆でアイディアを出し合いながら作業にあたっております。
散骨当日
全ての準備を終え天気の回復を待っておりましたが低気圧の影響もある中、ご依頼主の手元から離れて早1週間程経ち、私共同様、ご依頼主様も大変天気予報など気にしてる様子。
ここ数日間は波風が強く出港出来ずでしたが、つかの間の秋晴れに誘われるように出港を決意、急遽花屋さんに献花のオーダーし、手元に届くや港へ出発です。
午後3時に決行を決めてから、波風の落ち具合を予想し夕日を見ながらの散骨を予定。
天気は良かったのですが外海は前日からの波風が止まず結構な揺れ具合。船尾に飾る花籠から花びらが舞い出す様な強い風。船が15~20度程も傾きそうな大きな波も時々ありましたが、ご遺族に成り代わってご遺骨と海に合掌、心を込めて散骨葬を代行させて頂きました。
散骨を無事に終えたところに、ふと水平線に目をやれば今にも沈もうとする赤焼けした夕暮れ雲がとても綺麗で波も少しばかり穏やかになったようです。皆で合掌!
日本海の秋の海、冬に向い徐々に荒天候が増えますが、それでも穏やかな波の日もございます。
海洋散骨、代行散骨などご検討されてる方は、どうぞお気軽にご相談下さい。 ・・・ こちらから
遺品整理後の空き家販売
先月、作業致しました庭木の伐採剪定、解体作業から宅地販売依頼までのご依頼ありました空き家物件の、その後の話です。
もう少しで特定空き家に指定されるような状態ではありましたが、依頼主は相続された不動産管理について、多少の認識不足もあったようですが相続物件を放置していた訳では無く、時々は顔も出し、もちろん毎年の固定資産税の納付など、家主としての義務は果たしておりました。
長年、誰も居住すること無い住宅は傷みも出やすく、害虫(シロアリ等)なども活発に動き回ります。台所やトイレ周り、雨漏り状態の座敷の床などはシロアリに食い荒らされ、一部は床落ち状態となり、販売するにも大変難しい状態でした。
なんとか依頼主の希望をかなえ、この重荷を取り除いてやりたくこの1ヶ月彼方此方を営業。
建物解体では高額な作業費、更地にしての販売でも作業後の固定資産税の高騰、その後売れてくれれば問題も無いのですがお金だけ先に出て、もし売れ残ったらどうしよう・・・
そんな不安もある中、近所の方に我々の売り情報が伝わり、直ぐに私共と依頼主を交え先様との商談となりました。2週間ほどの検討調整期間は当然ありましたが無事に一件落着!めでたく販売契約の運びとなりました。建物の解体費を土地代から多少の引き算で販売し、更地にして販売をするよりリスクも少なく、お金を出すことも必要御座いません。買う方は上物をタダ同然の価格、土地購入と考えその分リフォーム代に出費、それで結果的には双方がいいとこ取りをした事になり、双方のお客様より大変感謝されました。
庭木の伐採剪定のご相談から始まり最後は空き家の販売まで、今回の仕事はなかなか難しい依頼内容でしたが、私共も無事にその努めを果たす事が出来、本当に喜んでおります。
(いや~すぐにでも祝杯をあげたい気分でした~)
海洋散骨のお問い合わせ
酒田市出身の方からの電話で、先日亡くなられた母親の遺言で海洋散骨をしたいとの事、
「生まれ育った酒田の海に還してやりたい・・・」
「これから冬に向かい海は大丈夫でしょうか?それとも、暖かい春先が宜しいでしょうか?」
このような、ご相談内容でした。
ご遺族が乗船する散骨、代行散骨、その他にも海洋散骨についてのお問い合わせを多数頂いております。
最近になってテレビや雑誌などで取り上げられるようになり、海洋散骨の認知度も上がってきましたが、実際に依頼するとなると分からない事や、不安な事が多いのは当然のことです。海洋散骨をご依頼する方の不安を解消し、すべて納得してご契約していただけるように丁寧な説明を心掛けております。
海洋散骨についてご不明な点などありましたら、まずはお気軽にお問合せ下さい。 ・・・ こちらから
山形遺品整理
直営 有限会社 風車
代表取締役 入澤和志郎