海洋代理散骨葬　お骨の洗浄と乾燥作業

10月コラム

海洋代理散骨葬　お骨の洗浄と乾燥作業

海洋代理散骨葬　お骨の洗浄と乾燥作業】
2か月に渡り作業をさせて頂きました400年ほど続く旧家の墓じまいと、
海洋散骨葬までのご依頼作業でした。
墓所より掘り起こされたご遺骨は全てで（掘り起こされた全ての物）
段ボール箱2箱分、およそ20Kgでした。






会社に持ち帰り早々に分別作業に入りましたが土、小石、その他不純物・・概7Kg。
これらもビニール袋に収め海洋散骨時に一緒に海へ還します。
お骨自体はこの段階で約12Kg、お骨に付着した不純物など水洗い、
ブラシ洗いなどを経て更に分別して約10Kgとなりました。
全て手作業で細かな目に留まるお骨はピンセットでも拾います。
最終的には乾燥作業、焼き直し工程を経て仕上がりとなります。
再度の軽量でお骨自体は8Kg程に納まりました。
ここにきて要約粉骨作業に入ります、




粉骨されたお骨は紙袋に小分けして収め静かにその日を待つ事となります。



作業開始から3日目の事です。
取り除かれた小石や土、拾いきれなかった細かな遺骨も含め、
全てを祭壇に安置して
皆で合掌・・



あの作業から数日たった頃、秋晴れの天気予報です。
当日、鳥海山頂には少し雲が掛っておりますが風も穏やかで最高の散骨日和です。
都会で暮らすご依頼者様にも出航時間、散骨時間をお知らせしております。
時間に合わせ北の空に向かい合掌を・・心をご先祖様に・・

全ての工程終了後に先様へ無事終了のお知らせを致しました。
会社の戻り早々に当時の様子を写真プリントに仕上げ散骨証明書を添えて
御報告させて頂きました。

長い間の多岐に渡る依頼作業でしたが無事にその使命を果たすことが出来て
私共もホッと致しました。先様よりも感謝の言葉を沢山頂きました。
今回の案件は22代にも渡る家系で故人様が非常に多い事と
戦前の野焼骨（薪荼毘））も含め過去に何度もお墓の造り替えなどで
その都度掘り起こされては移動して現存する墓所中央の一か所のお墓に埋葬し直した物で
混ざり物も多くご遺骨の型崩れなど土、小石、木片、
不純物も非常に多かったように思えます。

UP写真でご案内の通りですがビニールに収めた掘り起こされた全てと
洗浄後に粉骨したお骨とも一緒に海洋散骨葬にて全てを大海原へ還すことが出来ました。
鳥海山に向い花びらをお供に流れ逝くご先祖様へ・・合掌・・





【合同墓や納骨堂へ改葬予定の方・・洗骨と粉骨作業をお勧めです】
墓じまいでご遺骨を納骨堂に移し替え改葬等お考えの方にはお勧めです。
先のコラムでも書き添えましたが納骨堂の一家の契約スペースは本当に狭くて
先祖の掘り起こされたご遺骨全てが納まるとは言い切れません。
ご契約内容にもよりますが1～2柱程度と伺います。

私共で行うお骨の洗浄作業はどんなに汚れの多いご遺骨や不純物が多くても
又複数のご遺骨でも綺麗に洗浄後に焼き直しを施し粉骨にしてお返しいたします。
5～6柱纏めても7寸骨箱や骨壺に余裕で納まります、改葬先まで持って言った処、
骨量が多いなどと受け取りを拒否されるようなことは御座いません、
合同墓や納骨堂へ改葬ご予定の方は是非ご相談をお願い致します。
お預かりしてから10日間ほどで仕上げお返し致します。
上記案件をご検討されている方は是非お声がけお願い致します。

【海洋代理散骨葬・・マリーナで夫を送る・・大きく手を振って　さようなら・・・】
亡くなられて数年、自宅で供養されていたとの事ですがお子さんも居ないご夫婦でした。
奥さんは都会生まれで地元にも心を通わす友人も少なく亡き夫の遺骨に語り掛けていたとの事で
夫の遺骨を大事に守ってきた、行く末は私も・・
70歳半ばでもあり、ここに来て決心をされたとのお話でした。

出航前にキャビン棚の仮祭壇、花びらに囲まれたご主人に向かい最後のお別れを・・合掌・・
静かに何かしらを語りながらお別れをしております・・暫くして下船を・・
陸に上がり岸壁で出航する私共の船に向い大きく手を振っております、
50数年共に生きて来た伴侶とも本当のお別れの瞬間です。
ご自身の体調の事や高齢者様でも港まで出向き
お見送りをされる方も多くいらっしゃいますが皆様お気持ちは一緒でしょう。
マリーナを出た処で汽笛ホーンを鳴らしてはお見送りに応えます♪～～♪
ご主人のお骨を乗せた私共の船に向かい深々と頭を下げお見送り・・
最後には大きな手を振り旦那様に最後のお声がけ・お別れシーンです・有難う～～。




出航してポイント到着、これから催事を始めますとご依頼者様へご連絡。
西の空に向かい合掌を・・
私共にとっては見慣れた風景となりますが海面に広がる白い雲模様、
花びらを携え潮流れに乗り静かに船べりを離れて逝きます。
海洋散骨葬の様子を、カメラに収め先様へご報告です。
（綺麗に撮って頂き有難う・・波も無く静かで・・
私も乗れたら良かったのですが・・）





【新たなご相談が・・屋根の塗装工事】
海洋散骨葬のご報告が済んだ頃に・・（チョットご相談ですが・・）
玄関外に誘われて（屋根の塗装が・・随分日が経ち・・もう30年ほどかしら・・
主人が元気であれば・・私一人で冬支度、雪止めやら・・色々と心配、不安で・
屋根の雨漏りなども心配になります、屋根塗装のお見積もりなど業者さんのご紹介を・・）

いや・・私共の社員で出来る工事ではありませんがグループ会社でやっておりますので
良かったら屋根工事店をご紹介出来ますよ！

（えっ～、それだったら風車さんを通してお願い出来ますか？大丈夫でしょうか？
何社も新たに・私・交渉は・・とても不安で・・是非お願い致します！）

海洋散骨葬のご相談から始まり、屋根の修理塗装工事、古いエアコンの撤去・・
新たなお仕事のご相談を頂き・・ご高齢の女性一人で本当に不安そうに思えました。
ご主人の海洋散骨葬のご相談から実行までのお付き合いでしたが・・
本当にホットとした笑顔で、そんなに長いお付き合いでも御座いませんが・・
私どもにとっても大変有難いことです。

何時もそうですが金額に関わらず、先様のお気持ちに立ってこれからも
弊社へ相談して良かったと言われます様に心を引き締めグループ会社との
打ち合わせを誠意進めております。
現代の見積もり現場はドローンやタブレット使用してご依頼人が屋根上に昇ことも無く
下に居て屋根上に自身も登っているかのように細部までモニターで手に取るように
分かります、何事も時代が変わりました。早々に仕事仲間との打ち合わせです。
お見積もり作業の結果などは次回のコラムで・・

【墓じまいと海洋散骨葬　お骨の洗浄ご依頼】
お電話を頂き市内のご自宅でご相談・・海洋散骨葬を一通りのご説明、
何故か即日ご契約を頂きました。
以前から当社HPや私のコラムを良く読んでいたようで・
地元でもあり詳しい説明は不要でした。
過疎地集落で半世紀以上に渡り暮らしていたご先祖、嘗て80軒ほどの集落も
現在では半分以下とか・・子供達が就職する年頃には競うように市内へ移転が
始まった様です。墓石の解体作業まで一貫した作業のご依頼を頂きました。

市内ご自宅から嘗て自宅の有った集落墓所までご案内を頂きましたが車で40分ほど、
若い頃は通勤にも大変な時間を費やしたとの事、現在ではトンネルも増え道路も拡張、
それでも40分ほど・・昔は1時間以上とか・・毎日の通勤も大変だったようです。

既にご両親も他界、残されたご自身達で集落墓所管理、お寺さんとのお付き合いが
ご兄妹共、大変気になっていたようです。
山間の集落お寺さんも一軒、山肌に張り付くように墓石が多数見えます。
墓所は山肌の頂上、曲がりくねった階段に細い道、墓石に合掌して・・
頭の中は既に解体手順、搬出方法、解体費用などグルグル巡ります。
後日、協力墓石店にご連絡で見積もり作業を頂き、先様へ提示・・成約頂きました。
施主のご希望でもあり、墓前での供養催事は一切行わない事で了解を頂きました。

墓所管理者のお話では傾斜のきつい場所でもあり墓所周りの境界基礎石は
そのままにて工事を終了するようにご指示を頂きました。
墓石本体撤去だけとの事で解体処分作業が軽減出来そうです。
見積もり提出後のお話でもありその軽減作業費を値引きする事で
再度のご契約を頂きました。





日を改めて墓石解体作業が始まりました、墓柱が外れた頃、先祖ご遺骨収集作業です。
六柱の埋葬とか、骨量も多く見えます。全てが昭和になってお亡くなり・
お骨は確りと残されております。
手作業で拾えるお骨とデレッキで最終的には全ての埋葬品を回収、
やはり段ボール箱で2箱ほどになります。
会社に持ち帰り分別作業となります、日を改めて作業をするとして一旦は仮祭壇に安置。
翌日には解体作業も無事に終え、現場のご確認を頂き先様からも大変喜ばれました。
大変安堵したお顔、大事な作業を終えた気持は墓じまいを行われた方でないと
分からない本当に肩の荷が下りたと安堵致して居りました。
分別作業、海洋散骨葬の様子など詳しくは次回のコラムでご紹介させて頂きます。
墓じまい作業、海洋散骨葬のご用命を頂き有難う御座いました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ご先祖様へ合掌・・・


お焚き上げ供養についてのご依頼、ご質問などお気軽に・・・ こちら