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今年最初のお焚き上げ供養祭 ~お仏壇・神棚など~

入澤和志郎

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テーマ:お焚き上げ供養

鶴岡市大網にございます湯殿山総本寺瀧水寺大日坊さんに納めておりましたお焚き上げの品々について、先日数名のご依頼者様立合いのもと無事に供養祭を執り行わせて頂きました。

当日は晴天で風も穏やか、これ以上ないほど最高の天候でした。実施日についてはお寺さん行事や天候なども相まって延び延びとなっており、長い方では春先にご依頼された方もおられ、お待たせして申し訳ございませんでした。
ご先祖のアルバムやお手紙、亡くなられた方の直近の生活用具など、また海洋散骨ご依頼の方でお骨の収まっていた骨箱や遺影などといった品々も供養させて頂きました。
ご自宅の解体に伴い搬出される神棚やお仏壇二基、閉眼供養が済んだからとそのまま市役所のクリーンセンターやゴミ集積場へ運び入れるには後ろ髪がひかれる思い・・・との事で、私共へのご相談となりました。

仏壇、神棚、遺影などのお焚き上げ品を見ますと、なかには明らかに長年放置されていた形跡が、埃まみれ、クモの巣だらけなど時々見受けられるケースもござます。長年空き家だった、遠方に住んでいたため放置状態だったなど、それぞれにご事情もあると思いますが最後にこのようなしっかりとした供養をされますとご遺族様はもちろん、なぜか私共もホッとする瞬間です。
住職の読経が始まり全ての先祖の霊を敬いこれから残されましたご家族の平安を祈念申し上げ最後に仏火により全ての形あるものを天へと導きます。

お焚き上げ供養
お焚き上げ供養
お焚き上げ供養

供養祭に立ち合われた方々異口同音に、
「肩の荷が下りました」
「ホッとしました」
「これで先祖への礼と感謝を・・私たちも心穏やかに過ごせます有難う御座いました」
住職や私共にまで深々と頭を下げご挨拶を頂きました。

その後お寺さんより頂いた供養祭終了のお札と催事中のスナップ写真を添えて、残念ながら今回立ち合いの出来なかったご依頼者様へのご報告となりました。

大日坊さんによるお焚き上げ供養祭をご依頼いただき有難う御座いました。
~合掌~

お焚き上げ供養についての詳しくは・・・こちら

お焚き上げ供養
お焚き上げ供養

若くして亡くなった愛妻の海洋散骨葬

子供さんも二十歳過ぎ、これからが楽しみとお仕事にも精を出し、ご夫婦で頑張っていた矢先に病に倒れ若くして帰らぬ人となりました。
やり残した事、沢山の想いがある中で永遠のお別れとなりました。

海洋散骨葬についてのご相談を頂いてから2週間ほど経った頃に再度のご訪問を頂きました。手元には真っ白な布に包まれた奥様の骨箱が・・・。
「家族で相談して・・、本人の遺言でもあります海洋散骨をお願い致します」
事前のご説明をさせて頂いた後にご依頼者様立ち会いのもと粉骨作業が行われます。真っ白なご遺骨を見つめながらは口を一文字にされ視線を逸らさずジッと見つめられておりました。そのまましばらく時間が過ぎていましたが、
「粉骨作業に入りますが宜しいでしょうか?」
私の方からお声がけさせて頂きました。
今はお骨としてその形を留めておりますが粉骨後はパウダー状となり形として確認できるのはこれが最後となります。

粉骨作業は一度に全てのお骨を実施する事は出来ません。幾度となく同じ作業を繰り返し粉骨機のスイッチを入れる度に私共も心が痛む瞬間でもあります。
ご依頼者様も声にこそ出しませんが悲しみをこらえ本当に辛い瞬間だと思います。

粉骨後パウダー状となった妻のご遺骨を大事そうに持って、散骨されるその日が来るまでご自宅で供養をされるとの事、紙に収まったお骨の側に私共のせめてもの供養にと三羽の折り鶴を添えて一旦お返しする事となりました。

数日経った頃に散骨実施日についてお電話がありました。
「連休の3日間で出航できる日をご指定願います」
台風と低気圧の合間をぬっての散骨でしたが当日は不思議と穏やかな海上で、乗船される6名のご親族様皆さんプレジャーボートは未経験のため、不安な様子も見受けられましたが港を出たあたりには会話も弾み、皆さん手にはスマホで動画撮影される様子も、体調を悪くされる方もおらず私共も安堵致しました。
指定海域まで20分ほどの航行、船上では奥様お気に入りだった音楽を流し故人を偲びます。散骨ポイントに着き祭事の始まりとなりますが多少の海風もあり行事ごとは全て左舷デッキでのお願い、片側に偏らないよう入れ替わりながらの祭事となりました。最初に散骨を終えたご主人はシートに座りながら手には愛妻の遺影が・・、ご親族の散骨や献花の状況を口をつぐんで無言のままジッと見つめている姿が印象的でした。

海洋散骨
海洋散骨

船上での行事も滞りなく終了し最後のお別れと合掌。
祭事も終え静かにその場を離れますがご親族皆様が船後方に流れ行く花びらを無言のままいつまでも振り返り見ている様子がとても印象的でした。それぞれにとって妻であり、母であり、妹と最後のお別れをされておりました。

海洋散骨
海洋散骨

後日、当日のスナップ写真、海洋散骨証明書を添えご報告をさせて頂きました。
最愛の奥様との別れに当社YAMAHIRO号をご用命頂き有難う御座いました。
スタッフ一同お礼申し上げます。
~合掌~

海洋散骨


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入澤和志郎
専門家

入澤和志郎(葬儀)

有限会社 風車

・故人、ご遺族の状況や希望などに誠実に向き合い、最善を尽くした遺品整理を行います。ご遺品を供養しながら焼却する「お焚き上げ」や買い取りも可能です。故人とご遺族が安心できる整理を心掛けています。

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