突然の寒波! 極寒の船の雪下ろし!
近年、仏壇店や石材店からのお問い合わせで墓じまいに伴う海洋散骨のご相談や、セレモニーセンターを介しての海洋散骨のお問合せが増えてきました。
先月末にも海洋散骨のご相談が入っておりましたが月初めに契約締結させて頂き、お盆前に代理散骨を無事に終えることが出来ました。
本案件は海洋状況、天気にも恵まれ新盆前にとのご依頼を無事に終える事が出来、ご依頼者様も安堵されたことでしょう。
故人様とご依頼者様の血縁も遠縁に当たる方のようでしたが、近年は高齢独身者や老後の一人暮らしが増える中、長らく離れて暮らす実の親子ですらまれにご遺体の引き取りを拒むこともあると聞く今の世の中、血縁の薄い関係でも祭祀承継者を務め弔う事に感心すると同時に驚かされました。
血縁者でも故人の顔も分からない、お会いしたことがないなど色々な人間模様が見えてきます。親の兄弟の子供、従妹ならまだ理解もできますが、又従姉妹に当たる様な遠縁者で法的にはご遺体、ご遺骨の引き取りを拒む事も出来る訳ですが、血縁も色々と薄れる中でも今回は無事に故人様を引き取り立派に弔う親族が現れ、故人様はもちろんですが某役所も安堵した事と思います。
海洋代理散骨当日は海も穏やかで何故か周りにも僚船も居ない静かな海でした。
3点鐘の後に故人様のお名前を読み上げ厳かな中で海洋散骨葬が始まります。
ご遺族の乗船は叶いませんでしたが、私共が代理として確りと故人様を大海原へと返すことが出来ました。当日の海、潮流れも穏やかで海面に浮かぶ積乱雲、花びらとともに入道雲文様に流れ船縁を静かに離れていきます。
全ての作業終了、その報告を済ませ書類を整理しファイルを閉じて一区切り、ふと以前の書類を見ながら想い考えます「若い方の縊死(イシ)が多いな・・・」とくに最近考える事が多くなりました。
前回のコラムでも書かせてもらいましたが残された遺族にとってやりきれない、現実として受け入れられないといった場面に立ち会う事もございました。家族や親しい友人にも相談できない悩みやストレスなど誰にでもあると思います。今のコロナ禍の影響もあるでしょう、うまくいかない仕事や人間関係などなど。それでも残された人が悲嘆にくれる姿などを想像し、最悪の決断をされないようにと願うしかありません。
遺品整理、海洋散骨いろいろとお仕事もお受けいたしますが、私共の心の晴れる事は御座いません、心も沈みます・・・合掌
遺品整理 祭祀物件のお焚き上げ作業
一昨年の秋頃、作業させて頂いた物件。故人様の1周忌に合わせ納骨を執り行うことで仏間には仏壇仏具や神棚などを残してありましたが先日無事に法要、納骨も済まされ、残された物品の再引き取りのご依頼を受け無事に終了する事が出来ました。祭祀物件は大日坊へ納めお焚き上げ業を静かに待つこととなります。
紙物、布物その他分別してクリーンセンターで焼却処分、木製品、金物も分別して適時処理させて頂きました。本案件は全ての遺品整理終了後にご自宅の解体までお話を受けておりこの秋から冬先まで着手そして完了するお約束となっております。
祭祀財産のお焚き上げ、最終家財処理など再度のご用命を頂き有難う御座いました。
山形県での遺品整理、海洋散骨のご用命は・・・こちら