突然の寒波! 極寒の船の雪下ろし!
先月よりご相談頂いておりました亡きご主人の海洋散骨葬になります。
天候は良いものの風が少し肌寒く感じ、海を見ますと前日からのウネリが残り少し波立っておりました。このような海況のもとご遺族6名様の乗船による海洋散骨葬を執り行わせて頂きました。
乗船者の中にはご高齢のご依頼者様や小さいお孫さんも居りましたので、現在の海況を説明した後に体調など確認させて頂き、乗船可能かお聞きした所皆さん乗船されるとの事。多少荒れた海でもあり乗船者のほとんどがプレジャボートに乗るのが初めてでしたので、気遣いながらの運航でしたが散骨ポイントへ向かう途中ご長男のお嫁さんが気分が悪くなり、海洋葬の最中も船縁へ移動するのも辛そうで本当に可哀そうでもありました。
そんな中、ご依頼者のお母さんとお孫さんは会話も途切れる事も無く、終始笑顔で楽しんでいるようでした。私どももその様子を見て救われた気持ちになりました。
海洋葬も無事に終わり港に帰る頃にはお嫁さんにも笑顔が戻り、こちらも一安心。
ただし今度はご長男さんが口数少なく笑顔が消えてました。
船上から綺麗な風景、海洋散骨時の記念撮影を撮っておきたいと、大き目の一眼レフカメラを持ち乗船されてましたが船上でカメラを構える事は出来ないようでした。
皆さんからご理解とご協力を頂き全ての予定を終え速やかに帰港となりました。
途中でご依頼者ご家族の方に何度か体調について伺いましたが、海洋散骨葬の続行をご指示頂きましたので、途中の計画行事などを多少省略しながらではありましたが1時間程で港へ帰る事となりました。
皆様、下船後は海洋散骨葬の終了に安堵、笑顔も戻っており私共も一安心致しました。
帰社後は海洋散骨時のスナップ写真を、少し多めとなりましたが笑顔編集で50枚ほど海洋散骨証明書と共に送付させて頂きました。合掌!
この度は海洋乗船散骨ご利用頂き有難う御座いました。
海洋代理散骨のご依頼
「旦那のご遺骨を地元山形の海に還してやりたい」
ご高齢の叔母さんの願いを聞いた姪っ子さんがネットで調べ、当社ホームページを見つけてご連絡下さいました。ご契約書類は叔母さん名義でしたが、内容説明、前準備からご契約まで全て姪っ子さんが間に入って対応してくれました。
納骨堂で数年お預かりを頂いていたお骨を改葬許可証添付で送骨を頂きました。
骨箱を開けますと中には20㎝程にカットされた花束も収まっており、その日を迎えるまで花瓶に生けて当方でご遺族に変わり供養させて頂きました。
数日後、晴れ間をぬってご遺族のお気持ちを代行しながら私共クルーだけで静かに代理散骨葬を執り行わせて頂きました。
当日は晴れてはおりましたが昨日からのウネリや海面は風もあり少し波立っており、献花の花ビラは一塊となり潮目に漂ってから船縁を離れて行きました。
帰社後その様子を収めたスナップ写真、海洋散骨証明書を同封してご報告させて頂きました。
海洋代理散骨葬をご用命頂き有難う御座いました。
クルー皆で合掌!
父親の海洋代理散骨のご依頼
「昨日、父親が亡くなりました」
「火葬は明日になりますが代理での海洋散骨のお願い出来ないでしょうか?お骨は翌日に持って行きます」
このような電話でのご相談がありました。数年前にご両親は離婚されてご依頼者様ご自身は母方の姓を名乗っていたとの事、亡くなられたお父様とは疎遠だったのかと思いましたが・・・。葬儀、火葬後にそのままご遺骨を私どもへお持ちなると、そのようなご依頼内容でした。
当日来社された際にご持参頂いた書類に不備も無く、法的には何ら問題も御座いません。一通りのご説明させて頂きご契約締結となりました。
ただ提示書類を拝見すると死亡日には「推定」の文字も見えます。誰からも看取られない最期だったようで、同居人の留守中に倒れられたのか?孤独死だったのでしょうか・・・。
一人の人間の死。
当然故人様にも親兄弟も居るとは思いますし、ご依頼者様にも色々なご事情があるかと思います・・・。受けた仕事とは言え何故かしら虚しさを感じます。
その日に備えて粉骨作業を終えて当社祭壇に仮安置して合掌。いろいろ考えてるといつもより長く手を合わせて居た、そんな気がします。
それから数日後に海洋散骨葬を執り行わせて頂きました。ご遺族に変わりクルーみんなで花籠二つの花びらと一緒に静かに流れ逝く故人様を見送りました。
ありがとうございました 合掌!!
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【その他数件の海洋散骨、粉骨作業だけのご依頼も】 次回のコラムでご紹介予定です。