コラム
海洋散骨 シーズン前の準備で船の総点検と整備
2019年3月28日 公開 / 2021年2月26日更新
毎年の恒例行事です。
海洋散骨のお問い合わせも増えて来るこの時期にお客様に安全安心な散骨葬を提供するため、マリーナに上架して船の総点検作業を行います。
船周りの外観検査からエンジン部位や各種ベルト・オイル交換やバッテリー容量や比重点検。毎年のことですが春先の点検は隈無く船の隅々まで点検チェック、しっかりと確認作業致しました。
女性の乗船者様も多くいらっしゃいます。マリーントイレの動作点検も怠りません。最後に法定装備品の再確認をしてキャビン内の清掃をして終了となります。
点検の結果はと言いますと、冬期間マリーナの係留ブースに停泊中に強い北風と波にもまれた為、船体両側の接触保護用フェンダーに亀裂や損傷が見られましたので新品と交換しました。エンジン部の防食アノード、年に一度を目処に交換する部品ですが、擦り減りボロボロになっておりましたのでこちらも新品と交換致しました。他にも一部補充や交換部材はありましたが、本船には目立った不具合は見当たりませんでした。
ちなみに、海中には常時極微量の電気が流れており金属部位を侵食(電蝕)します。
船外に出ている駆動部位はアルミ合金製、電解的に負けないようそれぞれのメーカー製品も特殊メッキ等で保護されておりますが長期に渡り海水に浸っておりますと確実に電蝕により形が崩れてきます。そのためアルミより電解質的に弱い金属を取り付け犠牲になってもらい露出駆動部位を保護します。
言ってみれば消耗品、我が身を削り本船を守ってくれます。
本年も万全の体制で皆様からのご要望にお応えすべき準備致しております。
山形での海洋散骨をご計画をされている方はお早めのご連絡をお願い致します。特に土曜日曜はご依頼が多く入ります。一日二便(午前便と午後便)とさせて頂いております。
クルー全員で皆様からのお問い合わせをお待ち致しております。
山形での海洋散骨についての詳しくは・・・こちら
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