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2030年問題まとめ3

石澤光弘

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続き
今の日本の現状はそこまではいっていませんね。ですから今の日本社会は「多神教を根拠とし
た石のお墓に刻まれた先祖の情報が社会悪への抑止力となり、これまでの日本が保たれてき
た」といえるのではないでしょうか。さらに言うなら、人様の命を奪うほどの行為はご先祖
様たちは望んでいないし、恥ずる行為だと自覚しているからなのではないでしょうか。
となると、生活において一番身近な祈りの場である石のお墓を持たない未来の人たちが多
く住む社会は現在の一神教からなる国と同じ問題を抱え、それが社会問題になるのではと
予想できるのです。これが「2030年問題」の本質です。
「個」のお村長は素晴らしいけれども、社会的に見れば行き過ぎてしまう傾向が見受けられま
す。お墓に関しても同様な気がします。親世代は樹木葬や合祀墓直行でもよいかもしれませ
んが、子孫は祈りの場所を与えられずまた、自信の終の棲家も独自に考えなければなりませ
ん。「今」は子に迷惑をかけずとも、将来はきっと迷惑します。「なんでお墓の心配をしなく
てはならないのか?あの時親が、爺ちゃん婆ちゃんがちゃんと石のお墓をのこしてくれれば・・・」。
石のお墓をあきらめることは、いろんな意味で子孫の未来を左右するかもしれません。なの
で未来の日本を生きる人のためにも「日本人には石のお墓が絶対必要」なのです!
といったように、お墓は社会ととても密接な位置にあると思いませんか?それに祈りに関
わる場所があるからです。
「祈り」とは「心の安定」と言い換えられると考えます。こころが安定すれば相手を思いやる気
持ちも同時に芽生えるはずです。祈りが減り質が下がれば人の心は「個の尊重」を理由に社
会悪に向いてしまうかもしれません。あなたの先祖が眠る、そしてあなたもやがて眠る石のお墓こそが最
高の祈りの場でありパワースポットなのです。ですから「お墓は未来」なのです。決して忌
み嫌う対象ではないのです。よってそろそろ「墓=死」というイメージからの脱却(意識
改革)が必要なのかもしれません。
といった【見解】をずらずら書きなぐりましたが、いかがでしたでしょうか?

3回に分けてアップしましたがいかがでしたでしょうか?ご意見、質問等お願いします。

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石澤光弘
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石澤光弘(石職人)

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