今年最後?
研磨工程が終了しました。原石から切削、形成、そして研磨、これらの工程を経てここまで来ます。これからは文字の彫刻、現場施工という流れになります。最近の石屋さんはこれらの前工程がほぼありません。山形ならばNガイさんなどの問屋さんに注文したり、またはファックスで中国と直接取引などで、中国加工の製品を持ってきて施工という形をとっています。私も中国製品を使うことはあります。しかし時間がある限り原石から作るように努力しています。
最近技能士、マイスターなどの資格にこだわる石屋さんがいますが、技能士ならば自分で作った製品をお客様に提供して欲しいものです。ましてマイスターならばなおさら、行政はいろんな肩書を気にしていますが、実は業界の人間をうまく使うことしか考えていないように思います、そのために税金を補助金などの名目で交付したり、その権限を持っていることを利用して、なんか違和感を感じざるを得ません。懐柔される業界にも問題がありますが、まぁ、人のことは関係ありませんが、こんなことで製造業界の復活は難しいと思いますが、職人としてはできうる限り自分加工でやっていきます。お願いしたいのは、時間と、そして何より予算がいただければと思います。商売を続けていくには利益も必要なんです。よろしくお願いします。