今年最後?
今日も現場です、蔵王の目透き石で基礎石をつくりました、
これが意外にも大変、石は自然なものなので、特に最近はあまりよい部分が
とれてはいないようで、採石元は、いい石だよと言っていますが、
傷や、すいている部分が(穴のあいてるところ)あったりして、色も石によって
統一できないし、材料は限られているしで、工夫が必要な石です。ただこの石の特徴でもあり、文句は言えないところ、
階段の部分の敷石、ちょっと空きがありますが、傷でかけてしまい、寸足らずに、
上さん曰く、真ん中あけて、小さいの入れれば見場もいいよということで、この写真の後に、施工してきました。確かに見場は悪くないようです。
そういう工夫は必要です。この現場も後一息です、最後まで気を抜かずに、
ちなみにこの現場で使用している石はすべて国産材です。
もちろん自分加工品、ただお地蔵さんも設置しますがそれは宮城県の平泉さんが作った石んこ地蔵の予定です。お墓は一つ一つ手造りが基本だったはずなので、出来るだけそうしようと思っています。これから国産材の自社加工はますます厳しくなりそうですが、原石の入手、それに仕入れ値の高騰など、問題山積ですが、自分で作ることこそ職人なので、技能士などという肩書は必要ない、ただの職人としてあたりまえなことをやり続けることそれが石の職人、目の前の仕事をあたりまえに一生懸命やっていきます。よろしくお願いします。