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建設業の入札参加資格申請とは?いつ必要になるのか、行政書士が分かりやすく解説

井苅清実

井苅清実

テーマ:入札・経審

建設業を営んでいる方の中には、
「入札参加資格申請って何ですか?」
「建設業許可があれば、そのまま公共工事の入札に参加できるのですか?」
と疑問を持たれる方もいらっしゃいます。

実際、建設業許可を取得しただけでは、すぐに公共工事の入札へ参加できるわけではありません。
公共工事の入札に参加するには、別途「入札参加資格申請」が必要になるのが通常です。

今回は、建設業者の方に向けて、入札参加資格申請の概要と、どのような場面で必要になるのかを分かりやすく解説します。

■ 入札参加資格申請とは?


入札参加資格申請とは、国、県、市町村などの官公庁が発注する工事の入札に参加するために、あらかじめ行う申請手続です。

公共工事は、誰でも自由に入札できるわけではなく、発注先ごとに定められた基準に基づいて、参加資格がある事業者として登録される必要があります。
この登録を受けるための手続が、入札参加資格申請です。

民間工事では、取引先との話し合いや見積もりで仕事を受けることが多いですが、公共工事では、一定のルールに従って入札や見積合わせが行われます。
その入口になるのが、この手続です。

■ どんなときに必要になるのか?


入札参加資格申請が必要になるのは、主に次のような場合です。

1.国や自治体の公共工事を受注したいとき


県、市町村、国の機関などが発注する工事を請けたい場合には、原則として入札参加資格の登録が必要になります。

2.これから公共工事へ参入したいとき


これまでは民間工事が中心だった事業者でも、
「今後は公共工事も取りたい」
「仕事の幅を広げたい」
と考えたときに、入札参加資格申請が必要になります。

3.元請としての受注機会を広げたいとき


地域によっては、公共工事に参加できるかどうかが、事業の安定性や受注機会に大きく関わることがあります。
そのため、今すぐ入札に参加する予定がなくても、将来に備えて準備を進める事業者もいます。

■ 建設業許可があれば足りるわけではない


「建設業許可を持っているなら、そのまま入札できるのでは」と思われることもありますが、通常はそうではありません。

建設業許可は、一定規模以上の建設工事を請け負うために必要となる許可です。
一方、入札参加資格申請は、官公庁の工事を受注するための別の手続です。

そのため、公共工事を受注したい場合は、

・建設業許可
・決算変更届の継続提出
・必要に応じて経営事項審査
・入札参加資格申請

といった流れで準備が必要になることが多くあります。

■ 経営事項審査(経審)が必要になることもある


公共工事の入札を考える際には、「経営事項審査(経審)」という言葉もよく出てきます。

経審は、公共工事を直接請け負おうとする建設業者について、経営状況や技術力などを点数化するための手続です。
発注先や案件の内容によっては、この経審の結果が必要になることがあります。

つまり、公共工事を目指す場合には、単に入札参加資格申請だけを見るのではなく、

・建設業許可の内容
・毎年の決算変更届
・経審の要否
・どこの官公庁へ申請するか

をまとめて整理して進めることが重要です。

■ 入札参加資格申請で注意したいこと


入札参加資格申請は、「書類を出せば終わり」というものではありません。
実務では、次のような点に注意が必要です。

・申請先ごとに受付時期や方法が異なる
・必要書類がそれぞれ異なる
・建設業許可や決算変更届の状況が前提になる
・経審結果が必要な場合がある
・一度登録して終わりではなく、更新や追加の手続が必要になることがある

特に注意したいのは、申請先によってルールが異なることです。
県、市町村、国の機関など、どこに申請するかによって提出書類や時期が違うことがあるため、早めの確認が大切です。

■ こんな事業者様は早めの確認がおすすめです


次のような場合は、早めに準備を始めることをおすすめします。

・今後、公共工事の受注を増やしたい
・民間中心だが、公共工事にも関心がある
・建設業許可は取ったが、その後の手続がよく分からない
・決算変更届を毎年出しているか不安がある
・経審や入札参加資格申請を誰に相談すればよいか分からない

公共工事の入口は、建設業許可だけではありません。
許可取得後の届出や審査、登録まで含めて見ておくことで、後から慌てずに進めやすくなります。

■ まとめ


入札参加資格申請は、公共工事の入札に参加するための大切な手続です。
建設業許可を持っているだけでは足りず、決算変更届や経営事項審査など、関連する手続を含めて整理する必要がある場合があります。

「自社は入札参加資格申請が必要なのか」
「経審まで必要になるのか」
「今の状態で申請に進めるのか」
このあたりは、事業者ごとに状況が異なります。

建設業の手続は、許可取得だけで終わりではありません。
許可後の届出、経審、入札参加資格申請まで含めて、今後の事業展開に合わせて準備していくことが大切です。

行政書士事務所みらいでは、建設業許可申請を中心に、決算変更届、各種変更届、経営事項審査、入札参加資格申請など、建設業に関する手続のご相談に対応しております。

「うちは入札参加資格申請が必要なのか分からない」
「経審を受けた方がよいのか知りたい」
「建設業許可を取った後の流れを整理したい」
そのような段階からでもご相談いただけます。

山形県内はもちろん、電話やオンラインを活用したご相談にも対応しております。
建設業に関する手続でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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井苅清実
専門家

井苅清実(行政書士)

行政書士事務所みらい

地方公務員約30年、1級土木施工管理技士。行政と建設実務の両面を踏まえ、建設業許可申請を丁寧に支援します。

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