加藤由美プロのご紹介
「ダンス+」で暮らしを、人間性を豊かにしよう(3/3)
ダンスをもっと身近なものにするために
「誰にでも楽しめるダンスを、多くの人に」。現在の加藤さんの活動は、このコンセプトが軸になっています。教育機関や福祉施設などでダンスや身体表現の講師を務めているほか、教員向けの研修なども行っています。小・中学校の授業でダンスが必修化され、児童・生徒の感性を引き出すような授業が求められる中、加藤さんが活躍するフィールドは広がっています。
自身の表現活動も、土地のエネルギーを得ながら踊る「即興的場踊り」などを通してアップデートし続けています。山辺町の「大蕨の棚田」を舞台に即興で踊ったり、平和への祈りをダンスに乗せて発表したり。単独で、そして仲間や生徒の方々と一緒に。その時々に応じて形は変わりますが、底流にあるのは「ダンスをもっと身近なものにしたい」という気持ちです。
「社会人の方々は、踊ることでさまざまなことから解放され、ストレスが軽減されて新たな活力が生まれます。シニア世代の方々も、ダンスを通して自信や自己肯定感を高めることができます。私自身が感じてきた『ダンスの力』を、もっと多くの人たちに伝えていきたい」と語ってくれました。
(取材年月:2023年10月)
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