「古い」 は価値。 富山の景色と記憶を未来へつなぐ、 これからのリノベーショ ン ~自然と調和する 『心地いい住まい』 のつくり方~
家を建てた後、長年にわたるお付き合いの中で本当に頼りになるのは、その地域に根を張った会社かどうかです。家印株式会社は富山県下新川郡朝日町に拠点を置き、主に下新川郡(朝日町・入善町)の職人さんにお仕事をお願いしています。これは、自分たちが仕事をする地域内でお金が循環するようにしたいと考えているからです。
地域内でお金が循環することには、単なる地元意識を超えた現実的な意味があります。自分たちが暮らす地域の職人さんが今後も生き残れない地域では、きめ細かいアフターフォローがままなりませんし、地域経済も衰退していく一方になってしまいます。逆に地元の職人さんへ仕事をお繋ぎしていくことで、技術が地域に蓄積され、いざというときに駆け付けてくれる人が周りに増えていくのです。
地域貢献は職人さんへの発注だけにとどまりません。私は2006年に独立した当初、実績や信用がなく依頼がない時期を過ごしました。その時に始めたのが、コミュニティーの場を設ける、移住や空き家のお世話をする、県産材を活用する、といった地域貢献の取り組みでした。地道な活動のかいがあって信用信頼が広がり、多くの方の力を借りられるようになった経験から、今でも古民家や空き家の再生、移住や起業のサポート、地域コミュニティーづくりに継続して取り組んでいます。
朝日町・入善町は少子高齢化が進み、約半数の住民が高齢者です。こうした地域だからこそ、建築を通じてまちを支え、元気にすることが私たちの使命だと考えています。富山の自然を活かした別荘の開発や企業誘致、移住者・起業家のサポートを通じて人を呼び込み、経済を活性化してまちに好循環をつくっていきたい。家を建てたい方も、地域づくりに共感いただける方も、ぜひお声がけください。


