セミナー 当事者と共に「発達障害」を考える (6月13日)のご報告
「自分を知るグループ体験 ~エンカウンターグループ」
たかおか学遊塾講座(高岡市民でなくてもだれでも参加できます)
ふだんできない小グループ体験を通して、自分にもっと気づいてみませんか。
○エンカウンターグループ(Encounter Group)について:
その人間中心的アプローチによりカウンセリングに大きな影響をもたらした米国の心理学者
カール・ロジャースが、1960年代に始めたものです。
エンカウンターグループでは、あらかじめ決まった議題もない構成されないグループ体験を
通して、ふだん気付かない自分の内面に気付き、自己成長を図ることが目的といえます。
しかし、エンカウンターグループは毎回がユニークであるため、実際には何かと言葉で表現
するのは困難です。ただ、私自身の体験を書いた私のコラムが参考にはなるかと思います。
以下はそのコラムの抜粋です。
「グループ・カウンセリングの実際(国内編)~私自身の体験」より
(以前略)
日本カウンセリング・センターでのグループ・カウンセリングは週一回・毎回一時間半でした。
ただし時間の枠が決まっているだけで、実際にその間でどうするか決まったものは何もないのです。カウンセラーも何も言いません(ちなみにカウンセラーは「世話人」と呼ばれていました)。
その中で、普通の展開はこうです。
グループ・カウンセリングが始まってしばらく沈黙が続くうちに、誰かが沈黙を破ろうとして、
何か話題を提供したり問題を提起したりする。しかし、大抵の場合他の人は乗って来ない。そして
また沈黙が続く。
しばらくはこのような連続となる。けれども、そのうちに誰かが、「他人の、この場面以外の外の
出来事」でなく、「その人自身の、今ここで」の率直な気持ちを語り始める(「こんな沈黙が続く
は嫌だ」「あなたのその言葉が大嫌い」とか)。そこで初めて、他の人もそれぞれの「今ここ」で
の気持ちを、否定・肯定なものに関係なく率直に話し始める。
その中で、「今ここ」で「自分自身」が何を感じているか、また他の人が何を感じているか、への
理解が深まる。
まとめれば、グループ・カウンセリングは大体こういう展開をしていくことになります。
しかし、これはいわば教科書的な理想的な展開を述べたまでで、実際にはもっと紆余曲折があり、
なかなか皆さん本心を出さずに終わってしまうこともあります。
後で知ったことですが、このやり方はいわゆるエンカウンター・グループ(以前は感受性訓練とも
いわれました)というもので、米国の心理学者カール・ロジャースが始めたものです。
(以下略)
◎「自分を知るグループ体験 ~エンカウンターグループ」の詳細
会場 ウイング・ウイ ング高岡・生涯学習センター(高岡市末広町1―7)高岡駅前すぐ
日時 ①7/25(木) エンカウンターグループについて(504A) 午後7時~午後8時20分
②8/ 1(木) エンカウンターグループ体験 I (6階和室) 〃
③8/ 8(木) エンカウンターグループ体験 II (6階和室) 〃
④8/22(木) エンカウンターグループ体験 III(6階和室) 〃
⑤8/29(木) エンカウンターグループ体験 IV(6階和室) 〃
定員 10人 (18歳以上) 先着順で7月24日(水)まで受け付け
講師 村田 晃
費用 3,000円(初回納付)
以下の紹介ビデオもご覧ください(1分15秒)。
https://streamable.com/yl8sx
○申込方法
お名前・年齢・住所・電話番号を、私あて以下の電話もしくはEメールでご連絡ください。
電話:076-471-6860 (うつ心理相談センター)
Eメール:utusodan@yahoo.co.jp
村田 晃
心理学博士(PhD University of Denver USA)
臨床心理士・富山県スクールカウンセラー