うつ病が男性よりも女性に多い理由-ではどのようにすれば防げるのか
- 「子どもの心の病気 家族など周囲でどう気づき対処するか」 - と題する私の解説記事が、時事解説
サイト(JIJICO) に掲載中です。
最近の新聞記事で、九州のある子ども病院で「心の診療5ヵ月先まで予約」というのがありました。
このような状況の中で、子どもを持つ親など周囲はどう対応したらいいかについて、厚生労働省や他の
専門機関からの情報を踏まえて対応法を紹介したものです。
子どもの親など周囲の大人ができることをまとめると、次のようになります。
第一のポイントは、まず「子どもの心のSOSサイン」に気づくことでしょう。
一緒に生活する家族だからこそ気づきやすいサインもありますので、ふだんの生活の中で子どもの
様子をよく見ることは非常に大事です。
第二のポイントは、子どもに「心のSOSサイン」のようなものが認められたら、「まず子どもから話を
聞いてみる」です。直接本人に聞いてみることによって、本当は違う理由があったことが分かることも
あるでしょう。
第三のポイントは、それでもこどもの「心のSOSサイン」の状態が続くような場合は、ためらわず各種の
専門機関相談窓口を活用することです。実は、相談できる公的な専門機関は意外と多くあるのです。
ですから大事なことは、自分だけで悩まないでこれらの相談窓口を積極的に利用することです。
必要なときに相談し援助を求めるのは真の「強さ」の表れであり、生活上の大切な「すべ」(スキル)と
いえます。
記事の全文は以下のJIJICOのサイトで読めます。
http://jijico.mbp-japan.com/2016/12/10/articles22022.html
村田 晃(心理学博士 PhD University of Denver USA)
(臨床心理士・富山県スクールカウンセラー)