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「自殺と睡眠」の関係について

村田晃

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テーマ:時事解説サイト (JIJICO) 掲載最新記事

「自殺と睡眠~不眠と自殺企図との高い関係性~」 と題する私の解説記事が、時事解説サイト
(JIJICO) に掲載中です。

この解説記事は、睡眠と自殺との関係について考察しています。

結論から言うと、多くの研究が睡眠の障害がうつや自殺念慮(死にたい気持ち)及び自殺企図に
関係していることを示しています。

しかし、一方で睡眠障害が自殺を引き起こす直接の原因かどうかについては、はっきりした結果
は出ていません。

つまり、睡眠と自殺の直接の因果関係自体はかなり複雑といえます。

しかしながら、睡眠を改善することはうつ病の改善に寄与することは分かっています。そして、うつ
病が自殺の大きな要因であることを考えれば、睡眠の改善は結果的に自殺予防に大きく寄与する
ことにつながることはいえます。

ですから、よい睡眠は単に体の疲労回復のためだけでなく、心の健康にとっても必要といえます。

ところでよい睡眠といっても、必要な睡眠時間にはかなり個人差があります。ですから誰でも一律
一日8時間眠らなければいけない、とはいえません。

また、よい睡眠をとる方法はそれぞれ自分に合った方法をとればいいと思いますが、一つの手掛かり
として、夜パソコンやスマートフォンを使うのは睡眠の妨げになるとの近年の研究結果があります。

これは夜間に明るい画面に向かっていることが体内時計を狂わせ、ホルモンの分泌にも影響するもの
と考えられます。ですからよい睡眠のためには、夜遅くのパソコンやスマートフォンの使用は避けた方
がよさそうです。

なお私の今回の解説の全文は、以下のJIJICOのサイトに掲載されています。
http://jijico.mbp-japan.com/2016/02/16/articles19098.html

村田 晃(心理学博士 PhD University of Denver USA)
      (臨床心理士)

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村田晃
専門家

村田晃(心理カウンセラー)

うつ心理相談センター

法務省心理技官として25年勤務後、米国の2大学院に15年留学、カウンセリング心理学修士号及び博士号取得。 留学中にうつ病になり精神科病院にも入院。その体験からうつへの関心を強め、以後うつを多面的に研究

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