うつ病が男性よりも女性に多い理由-ではどのようにすれば防げるのか
-「模倣犯」出現に懸念、報道は制限されるべき?– についての私の解説記事が、時事解説サイト
(JIJICO)に本日(1月27日)掲載されました。
内容は、最近起きたいわゆる「つまようじ事件」にからんで、マスメディアの報道が「模倣犯」を誘発して
いるのでは、という議論についてです。
私もこの記事を書くにあたり、改めてインターネットにより資料を調べてみました。犯罪学や犯罪心理学
の研究は米国が先進国であり、そのため「copycat crime (模倣犯罪)」をキーワードにして、英語の文献・
資料を検索しました。
その結果分かったことは、いわゆる「模倣犯」の系統的な研究は、事件が新聞やテレビで大々的に報道
される割には意外と進んでいない、ということです。
例えば、マスメディアの犯罪報道がその後の「模倣犯」を生むとの直接的な因果関係は、はっきりとは
証明できていないようです。
ただし、一部にせよ、報道に触発されての「模倣犯」は存在するといえ、したがってマスメディアの慎重な
報道姿勢は必要だと考えます。
なお私の解説の全文は、以下のJIJICOのサイトに掲載されています。
http://jijico.mbp-japan.com/2015/01/27/articles15259.html
うつ心理相談センター
村田 晃(心理学博士・臨床心理士)