Mybestpro Members

上野伸彦プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

新生高校に初めての合格

上野伸彦

上野伸彦

  
高校入試結果が出揃いました。
当館からも多くの合格者が出ています。

女子生徒のAさんからご相談を頂きましたのは2年前、2018年の早春のことでした。ご夫婦で当館を訪れられ、「今度中2生になる娘が英語が苦手で困っている。悪くなっていく一方で平均点はおろか、ずっと下の方になってしまった」というお話でした。顔を曇らせ、心配そうにお話しなさるご両親様の御様子に胸が痛みました。

そのとき申し上げましたのは、「苦手なのは御本人のせいではありません。出来るように習っていないだけです。苦手でつまづいている生徒さんは少なくありませんが、基礎の基礎から丁寧に学び直し、日本語と英語の間に橋をかけていくと、ちゃんと英語が分かり笑顔が戻ります。」ということでした。

こうして彼女との学習が始まりました。御一緒してみますと、そこまで苦労なさるような生徒さんではありません。才能豊かですし、何とか現状を打破しようとする向学心も目をみはるものをお持ちです。胸打たれました。加えて性格が明るく行動力があります。自分がなすべきことを的確に判断して行動に移されます。学習面はもちろんですがお人柄も素晴らしいです。

その時お伝えしましたのは「基礎の基礎からやり直していますのでしばらく時間が掛かります。しかし必ず結果が出ます。自己を信じて頑張って下さい。」ということでした。その後、基礎から書写まで1つ1つを丁寧に仕上げていきました。

御受講から2か月後、1学期の中間で88点を取られました。凄いです。一気の大躍進です。次に1学期の期末では平均点60点のテストで64点を取っておられます。ここで押さえておかねばならないことは、中間テストは当該学習部分だけの「狭い範囲」でした。期末は「ここまでの全範囲」を含む幅広い内容です。学習効果(対策)的に言えば「目先の中間範囲は手当てがついたが、1年からの全範囲までは時間的に手が回り切らなかった」ということになります。しかし、それで宜しいのです。何事も「掛けるべき時間」「こなすべき量」があります。

彼女は学習面も立派ですが、事務手続きの用紙や授業料をきちんと手渡しするなどの社会性もとてもしっかりしておられます。授業後のバタバタした時でも忘れたりせず、落ち着いて行動されます。大人な人間力に感心しました。

こうして迎えた2020年の高校入試。
今年度は統廃合の初年度にあたります。その記念すべき年の新生高校に見事合格を果たされました。

以下はお送りしましたメールです。
「新生高校となった本年の普通科は96人の枠に174人が志願する空絶絶後の大激戦です。78人が一度に落ちる学科は過去に於いても稀です。その超難関を突破したAさんは正真正銘の天才です!神です!持って生まれた才能の豊かさに加え、真摯に前向きに頑張り通した努力と根性の成果です。Aさんは、いつも如何なる時も高い向学心をお持ちでした。何とか分かろう、解けるようになろう、ちゃんと覚えよう、という鬼気迫る真剣さを持っておられました。同時に、前向きで明るく朗らかな一面も崩されませんでした。よく、声を上げてゲラゲラ笑っておられました。何もかもが今回の偉業につながったと思います。才能の素晴らしさも勿論ですし、人間力の大きさも立派です!」

中学校で英語が分からなくなっている生徒さんは多数に上ります。でも、諦めないで下さい。今、出来ないのは御本人のせいではありません。顔を上げて、自信を持って!







旅立ち

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

上野伸彦プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

英語個別指導のプロ

上野伸彦プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼