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岩崎正克プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

ブログ「飾る楽しみを」

岩崎正克

岩崎正克

【ブログ 岩﨑太成 3代目】



去年、自作した掛軸を自宅の床の間に飾りました。

作品の説明を少しすると、インコの写真を和紙に印刷して掛軸に仕立てたものです。
――ただそれだけです(笑)

なぜインコなのかと聞かれると、「なんとなくかっこいいと思ったから」です(笑)

この写真とあの裂地ならうまくマッチするんじゃないかな〜と思って選びました。完全に主観です。

せっかく掛軸を飾るなら、下に燭台が欲しいな〜。作品が赤系だから、黒より赤が良いかな?

燭台を置くなら上にも何か置きたいよな〜。じゃあ香炉を置いてみよう――。

そんなふうに考えていくのも面白いものです。

現代では床の間がなかったりして、掛軸を飾る場所がないというのは少し寂しい気がしますが、こうして絵を飾ったり、配置を考えたりすることは、心を豊かにしてくれると思います。

「心に余裕がある人だから掛軸を掛ける」のではなく、
「絵を飾ったり、身の回りを整えることで心に余裕が生まれる」のだと、私は考えています。

誰かに見せるために飾るのももちろん良いですが、

普段から自分のお気に入りの逸品を飾ったり、掛け替えたりすること――
これほど情緒あふれることは、他にないのではないでしょうか。

偉そうなこと言ってしましました。ではこれにて

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岩崎正克
専門家

岩崎正克(伝統工芸)

表具一式 岩崎精正堂(せいしょうどう)

伝統に培われた技術力で掛け軸や屏風、額などの仕立てや修復を行う。「染み抜き」に関しては、県外から文化財や名品を預ける顧客が年々増えています。

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