■香りのちり華をくゆら織に織りこむ・・・■
私のライフワークとしている「くゆら織」。
私にとってくゆら織を「織りなす=(機(はた)を織る)」ことは、
糸とのコミュニケーションです。
そのくゆら織の過程の中で様々な色糸をかける行為は、
たとえていえば、おしゃべりする、
戯れる、ピアノの鍵盤を叩いて余韻を楽しむようなそんな感じです。
さまざまな緯糸を心おもむくままに入れてみる。
薄紅色はどうだろう、とてもキレイ。
これでいこう。続いて優しいローズ色を入れてみる。
そして鮮やかな紫色を・・・
萌え出るようなフレッシュグリーンを・・・
一色一色織りなしていくたびに、
ほのかな音色、旋律が生まれてきます。
どの色糸もみな織りなしている過程においてはうっすらとベールをかぶり、
最初はか細い消え入りそうな音色です。
ひょっとしたらそれが音楽でいう
シャープとかフラットとかということなのかもしれない。
そして、とっても大切なのは、
その色それぞれが純粋に自分の色を持ち奏でているということです。
色にも音階(色階というべきかもしれませんが)があって、
ドとレの間にどれほどの微妙な色があるのだろうかといつも思う。
そんな色糸たちの持つシンプルな
音色を大事にして織りなしていけたら素晴らしいと・・・
四季ある日本に生まれたことを感謝し、
その季節のなかの微妙な移ろいを心身で感じ素直に織りなしていきたいとおもうのです。
そして生きることも、自分の物語を織りなすこと。
まさに「くゆら織」と同じなのではと常々思うのです。
そして世界にひとつだけの物語を日々織りなしていきたいと思います!
★昨年の金岡邸での展示風景です
http://www1.odn.ne.jp/~cai33870/07_01.html
■くゆら織のお問い合わせは■
高須 佳美 (色と香りのコーディネートのプロ)
色と香りの総合企画 オフィスアルモニ 076-451-5772まで
★ホームページはこちらhttp://www1.odn.ne.jp/~cai33870/
★取材記事はこちらhttp://mbp-japan.com/toyama/harmonie/
★アクセスマップhttp://mbp-japan.com/toyama/harmonie/access/