しみレーザー治療後のテープ保護の仕方
老人性色素斑とは
しみのご相談でもっとも多いのが
頬にある丸い茶色いしみである
老人性色素斑です。
老人性色素斑は顔だけでなく、腕やすねなどにも見られ、
境界線がはっきりした丸いしみで
色調が淡い茶色から少し濃い茶褐色のものがあります。
老人性という名称がついていますが、中年以後だけでなく
20代でもできることがあります。
長年紫外線をあびることが原因でできると考えられています。
老人性色素斑の治療
QスイッチルビーレーザーとQスイッチアレキサンドライトレーザー
当院では老人性色素斑の治療は主にこの2機種のレーザーでおこなっています。
◇ルビーレーザー
ルビーレーザーの波長はアレキサンドライトレーザーよりも
しみの原因となる黒いメラニン色素へのへの吸収が高いです。
◇アレキサンドライトレーザー
アレキサンドライトレーザーはルビーレーザーに比べて
皮膚の深いところまでレーザー光が届きます。
いずれのレーザーでもしみの原因となるメラニン色素に
レーザー光の吸収が高く
コラーゲン線維や血液のヘモグロビンなど
周囲の皮膚を構成する組織にはほとんど吸収されませんので
皮膚にほとんどダメージを与えずしみを治療することができます。
老人性色素斑のレーザー治療後の経過
レーザー治療後は治療部分にしみの形通りのかさぶたがはります。
かさぶたは無理に剥がさないようにしてテープなどで保護していただきます。
洗顔メイクなどはテープをはったまま行うことができます。
かさぶたが取れるまではしみの大きさや部位などにもよりますが
おおよそ2週間~4週間ほどです。
取れたあとは日焼け止めを使用して紫外線ケアをしてください。
かさぶたがとれたあとしばらくすると炎症後しみがでてきて
しみの色がもどったように見える場合があります。
これは時間経過と共に落ち着いていく場合が多いです。
薄くなるのが遅い場合はぬり薬で治癒を促進することもあります。
腕や体のしみの治療もできます
老人性色素斑のレーザー治療は、顔だけでなく
腕や下肢のしみの治療もできます。
治療後の経過は同じようにカサブタがついてきますが、
腕や下肢などの老人性色素斑のレーザー治療では
顔に比べて
治療後のカサブタがはる期間が長めになることと
もどりしみ(炎症後色素沈着)がでることがやや多いです。
顔のしみ治療より少し時間がかかるとお考えいただければと思います。
しみの治療は予約でおこなっています。
お気軽にご相談ください。
皮膚科ちえこクリニックホームページ
☆予約はLINEからもできます
皮膚科ちえこクリニック LINE