ニキビの方のメイクについて

梶澤知恵子

梶澤知恵子

テーマ:にきび

にきびがあったらメイクはしない方がいいんですよねと
よく患者さんから尋ねられるのですが
確かににきびを隠そうとしてコンシーラーを広く厚塗り、
リキッドファンデーションをコテコテに塗る
さらにそれを落とすためゴシゴシ長時間洗顔ではにきびは悪化してしまいます。

しかし、普段メイクをせずにきびをいじっていた患者さんが
正しいスキンケアとメイク方法の指導でメイクをしたところ、
メイク後はにきびをいじるとファンデがとれるのでさわらなくなり、
メイクをする前よりにきびがよくなったという例も報告されているのです。

にきびがあってもメイクはできます。
にきびを悪化させない正しい方法でおこなうことが大切です。

□化粧品を選ぶ際のポイントは
刺激のない、洗顔料で簡単に落とせるものをえらぶこと、
毛穴をつまらせないノンコメドジェニックの表示のある化粧品。
また油性成分を含まないもの(オイルフリー)を選ぶことです。

□使用法のポイントは
◇化粧下地は
にきびをこすらないように気をつけて薄く顔全体にのばします

◇ファンデーションは
リキッドファンデーションよりはパウダーファンデーションの方が
油分が少ないので毛穴がつまりにくいです。
つけるときはスポンジで皮膚をこすらないようにします

◇コンシーラーを使う場合は
パウダーファンデーションを使う前にあくまでポイントで使います

☆ポイントメイクについて
アイメイクやリップメイクによって視線を目元や口元に集めて
にきびから注意をそらす効果があります。目元やくちびるには
にきびはできないので治療のさまたげになりませんから
上手に活用しましょう。


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専門家

梶澤知恵子(皮膚科医)

皮膚科ちえこクリニック

皮膚、毛髪、爪のトラブルからしみ、ニキビあとといった美容皮膚科治療まで女性に多い皮膚のお悩みを女性皮膚専門医である院長が丁寧に診察。しみの治療、にきび治療には特に力を入れています

梶澤知恵子プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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