肝斑の治療について
しみのレーザー治療というと以前は高額でなんだか怖そうな治療というイメージがあったと思います。
現在では多くの皮膚科専門医が行う一般的な治療となり、気軽に受けられる治療となっています。
しみのご相談で一番多いのは老人性色素斑といわれる境界線がはっきりした
丸いしみですが、このしみの治療に使用されるレーザーで代表的なのは
QスイッチルビーレーザーとQスイッチアレキサンドライトレーザーです。
(当院ではQスイッチアレキサンドライトレーザーを使用しています。)
両者は発振波長が少し異なりますがどちらも黒い色に
吸収される光を出すことにより、しみの原因となる
メラニン色素のみを破壊します。
さらに光が当たっている時間をコントロールすることにより
周囲のひふ組織にダメージをあたえない時間だけ光があたります。
ときおりしみ治療でキズにならないかという質問を受けることが
あるのですが、しみレーザーでひふに大きなダメージがでることは
ありませんので安心して治療を受けていただけると思います。
レーザー治療は痛いですかというのもよく質問されることです。
当院でしみ治療に使用しているQスイッチアレキサンドライトレーザーでは
痛みのイメージとしては天ぷら油がピン、ピンとはねてきたような
感じに似ています。強い痛みではないので、麻酔は必要ありません。
多くの方の治療をしていますが痛くて治療ができなかった方は
ひとりもおられません。
「あっ、もう終わったのですか」とか「思っていたより
あっけなかった」というような感想をいわれることが多いです。
治療後20分ぐらいヒリヒリする場合がありますが
すぐとれますのでご安心下さい。
↑老人性色素斑
レーザー治療部分は10日から2週間ぐらいしみの形どおりのかさぶたがはります。
このかさぶたを無理にはがさないことが大切です。
治療部分は茶色のテープで保護しておきますが
保護のテープの貼り替えは必要時のみとし、かさぶた部分をこすらないようにします。
自然にかさぶたがとれると下からきれいな皮膚がでています。
↑レーザー治療後
しみレーザー治療の流れ、治療経過については
当院のホームページに詳細がありますのでご参照ください。
http://www.chieko.dr-clinic.jp/similaser.html