みずいぼの治療について

梶澤知恵子

梶澤知恵子

テーマ:いぼ

みずいぼは伝染性軟属腫ウィルスが皮膚に感染してできます。
数ミリ大の白っぽい光沢をおびたまるいつぶがみられます。
おもに小児の体幹、四肢にみられますが大人でもなる場合があります。

みずいぼ治療は白い中身(軟属腫小体)を
ピンセットで取ってしまえばよいわけなのですが、
痛みを伴う処置のため、
皮膚科で子供さんのいやがる処置ナンバー1といっても
いいぐらいで、液体窒素治療といい勝負です。
そのため「取らずに放っておけばいいよ」というむきもあるようですが
放っておいても自然になおるといってもそれまでに
数が増えることが多く、それも2個とか3個とかになるだけなら
まだしも、百イボという別名があるようにかなり増えることが
多いこと、
また水いぼ周囲に炎症や湿疹化を伴ってかゆくてかきむしったり
してとびひを引き起こしたり、結構大きくなって化膿したものも
よく診ることより、
取る治療が痛いと言っても2つや3つであればささっと取れてしまい
少し泣いても大暴れになる前になんとかなることが多いので(^^;)
大量増殖してから診る機会が多い、いち皮膚科医の意見としましては
数が少ないウチに取ってしまうのがよいかなと思っています。

ちなみに大量に増えてしまったときは...
麻酔シールを使用して痛みを軽減する処置や、
硝酸銀ペースト法、漢方薬内服などの治療もしておりますのでご相談ください。


Facebookページ

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

梶澤知恵子
専門家

梶澤知恵子(皮膚科医)

皮膚科ちえこクリニック

皮膚、毛髪、爪のトラブルからしみ、ニキビあとといった美容皮膚科治療まで女性に多い皮膚のお悩みを女性皮膚専門医である院長が丁寧に診察。しみの治療、にきび治療には特に力を入れています

梶澤知恵子プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

梶澤知恵子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼