必要だと思われなければ購入・採用されません
コロナ禍のオンライン営業資料のポイント
の続きになります。
鬼滅の刃にハマったことにより再確認した
営業をする時に”自分というキャラクター”を知って貰う大切さ。
まだ相手のことをよく知らないまま営業トークをするより
自分という人間をわかってもらった上で営業トークをする方が
受け入れられている分成果が上がります。
でも、オンライン営業では
受け身型(一人が喋ると他の人は全員聞き手に回る、ただひたすら喋りての言葉に耳を傾ける)であることと
【無駄なく簡潔に】
が求められている為
本題に入る前に、お互いの事を知る雑談タイムが取れません。
何となく焦ってしまって
ゆっくり雑談をすることに抵抗を感じ
つい、直ぐ本題に入り勝ちです。
そんな、成果に繋がりにくい営業をフォローするには
営業資料のはじめに
プロローグとして自己紹介のスライドをいれておけば
本題に入ると見せかけて(?)、自分を知って貰えます。
また、自己紹介の後であれば、相手の事も聞き易くなります。
上手く自己紹介を取り入れながらプレゼンテーションするフレームワークを
今回は紹介したいと思います。
「Ethos エトス(信頼)」
「Pathos パトス(情熱)」
「Logos ロゴス(論理)」
という弁論術をご存知でしょうか。
古代ギリシャの哲学者アリストテレスが
人を説得するために必要なこととして説いた要素で
アリストテレスは
弁論の目的は論破でなく説得だと考え
この3つの要素を
そのための重要要素に挙げました。
これは現代においても
弁論の国アメリカで使われ続けており
ハーバード大学卒業のお笑い芸人パックンなども
「グローバルリーダーの弁論術」として
書籍やセミナーで説明しています。
本来のエトス(信頼)、パトス(情熱)、ロゴス(理論)を
「Ethos エトス(人格)」
「Pathos パトス(感情)」
「Logos ロゴス(言葉)」
と変換すると、より分かりやすく
プレゼンテーションに取り入れる事が出来ます。
まず、この3つの中で一番重要なのは
エトス⇒人格を知ってもらう
次に
パトス⇒相手の感情を刺激する
そして3番目に
ロゴス⇒印象に残るフレーズを使う。
です。
プレゼンテーションで最初に自分の紹介をする時は
自分が、どんな人の話であれば聞いてみたくなるか
どの様な人であれば好感が持てるか
を考えてみて下さい。
皆さんは、どんな人の話を聞きたくなりますか?
バリバリ仕事をして
業績も良く
毎日華やかな生活をしているビジネスマン
積極的にボランティアに参加し
社会貢献の意識が高く
お金よりも善意を優先するビジネスマン
スポーツが好きで
爽やかで清潔感があり
ユーモアのセンスにあふれて
リーダーシップを感じられるビジネスマン
好意的に話を聞いて貰うには
まず、相手を引き付ける様な人格を見せることです。
どんなに商品がよくても
それを売り込んでいる人自体に
嫌悪感を感じていれば
その商品は絶対に売れないからです。
「あなたから買いたい」と言ってもらうためのコツ
に続く。