【融資を有利にするための日常取引①】
「連携」とは何か?起業家・経営者に必要な“つながり”の考え方
こんにちは、起業コンサルタントの中野裕哲です。
今回はビジネスでよく耳にする「連携」という言葉について、起業家や小規模事業者の皆さまに向けてわかりやすく解説します。
「連携」とは何か? どんなときに必要で、どんな効果があるのか? 一緒に確認していきましょう。
1. 「連携」とは?
「連携」とは、複数の組織や個人が共通の目的のもとに力を合わせることです。
言い換えれば「つながり」と「協力」。
単なる取引や情報交換ではなく、目的を共有し、互いの強みを活かして成果を出す関係性こそ「連携」です。
2. 連携の種類
- 業務提携:IT企業と会計事務所が協力しクラウドサービスを提供など、新市場への展開。
- 産官学連携:大学や自治体と共同で研究・地域活性化。補助金や実証実験とも結びつく。
- 異業種連携:飲食業とイベント業がコラボし、新たな価値を創出。
- 支援機関との連携:商工会議所、金融機関、士業などとのネットワークで起業支援を加速。
3. なぜ「連携」が大切なのか
ズバリ言います。「一人には限界がある」からです。
- 商品開発が得意でも販路がなければ売れない。
- 販路があっても商品が弱ければ成果は出ない。
- 互いの強みを活かせば、単独では不可能な成果が得られる。
- 連携によりリスクを分散し、安心して新規事業に挑戦できる。
4. 成功する連携のポイント
- 目的の明確化:「なぜ連携するのか」を共有。
- 役割分担の明示:誰が何を担うのか合意し、責任を明確に。
- 定期的なコミュニケーション:進捗確認・課題共有・雑談も大切。
- 信頼関係の構築:誠実な姿勢とリスペクト、小さな約束を守ることから始まる。
5. 連携のデメリットと注意点
連携にはメリットだけでなく、リスクもあります。
- 目的のズレ:方向性がずれると摩擦が生まれる。定期的な方針確認が必要。
- 情報漏洩リスク:秘密保持契約(NDA)の締結は必須。
- 責任の所在不明:トラブル時に責任が曖昧だと問題化。書面での合意が望ましい。
6. 起業初期にこそ「連携」を
起業初期はリソース不足を補うために「連携」が効果を発揮します。
- 士業やコンサルタントとの連携で補助金申請や融資支援がスムーズに。
- 商工会や自治体と組めば信用力・広報力が高まる。
- 地域資源を活用した事業は、連携の有無が成果を左右する。
7. 実例紹介:ある起業家の連携ストーリー
飲食店と農家の連携
地元農家と連携し「地産地消ランチ」を開発。観光協会とも組みイベントを実施。結果、メディア露出と集客に成功。
クリエイター同士の連携
Webデザイナーと動画クリエイターが協力し、オンライン集客支援を展開。顧客基盤を共有し、新たな販路を開拓。
→ 連携は「1+1=3」にも「10」にもなる可能性を秘めています。
8. まとめ:連携は“未来を共に創る”こと
「連携」とは単なる協力ではなく、共に成長する覚悟を持つことです。
信頼を積み重ねることで、そのつながりは「資産」となります。
これから起業する方も、すでに事業を営む方も、「誰と組むか」「どう組むか」を意識してみてください。
きっと新しいステージが見えてくるはずです。
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