【金融機関が疑う決算書科目②】
日本政策金融公庫の融資はいつ決まる?審査から着金まで徹底解説
ズバリ言います。「日本政策金融公庫の融資は、申込から着金まで平均1ヶ月程度」です。
ただし、書類の不備や準備状況によっては早まることもあれば、逆に長引くこともある──これが実務のリアルです。
この記事では「まるごと起業支援」をモットーに融資現場に関わってきた私、中野裕哲が、融資スケジュールと注意点を解説します。
融資の流れをざっくり理解しよう
- 事前相談・準備
- 申込書類の提出
- 面談(ヒアリング)
- 審査・結果連絡
- 契約・着金
スムーズに進めば3週間程度で完了する場合もありますが、個々の状況や資料の完成度によって変わります。
ステップごとの期間とポイント
① 事前相談・準備(約1~2週間)
最も重要なステップです。
資金使途、必要金額、返済計画を整理し、事業計画書や自己資金の証明資料を揃えます。
税理士や中小企業診断士に相談するとスピードも精度も上がります。
② 申込書類の提出(即日~数日)
提出書類例:事業計画書、履歴事項全部証明書(法人)、住民票、収支計画表、資金繰り表など。
書類の完成度が進行スピードを大きく左右します。
③ 面談(申込から約1週間以内)
担当者から事業への思いや現状、見通しについてヒアリング。
説明力と誠実さが審査に直結します。
④ 審査・結果連絡(約1週間~10日)
可否連絡は面談から約1週間が目安。
混雑時や繁忙期は遅れる場合も。減額承認の可能性もあるため資金繰りには余裕を持つことが大切です。
⑤ 契約・着金(約5~7営業日)
契約書に署名捺印し、印鑑証明や口座情報を添付。
事務対応が迅速なら着金も早まります。
早く融資を受けるためのコツ
- 書類を完璧に揃える
- 自己資金の裏付けを明確にする
- 返済可能な収支計画を作成
- 虚偽は書かない(必ず見抜かれます)
- 第三者(税理士・中小企業診断士)の支援を活用
よくある質問
Q:急いでいるのですが、特急対応は可能?
A:特急制度はありません。ただし、申込が空いている時期で書類が完璧なら、3週間以内に着金するケースもあります。
Q:開業前でも融資は可能?
A:可能です。特に創業融資制度を活用すれば、実績ゼロでも事業計画と熱意で融資が通る可能性があります。
Q:自己資金が少なくても大丈夫?
A:1/3以上あるのが望ましいですが、他要素で補える場合も。自己資金ゼロは厳しい傾向です。
まとめ:段取りと準備がすべて
日本政策金融公庫の融資は「遅い・堅い・通らない」というイメージとは異なり、しっかり準備すれば通りやすい制度です。
ポイントは、スケジュールを逆算して準備を整えること。
不安な方は、融資サポート実績豊富な専門家に相談すれば、申込から着金までのスピードも成功率も大きく向上します。
【無料相談のご案内】
弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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