【金融機関が疑う決算書科目①】
今回は、【与信判断は財務内容だけで判断されない!?】について解説していきます。
自分の企業にどのくらいの与信があるかどうかは、企業の生命線ともなりえます。
与信額が少なければ資金調達に苦労をしてしまい、与信額が大きければ余裕を持った経営ができます。
一般的には、与信判断の材料となるのは財務内容が基準となり、担保などがあれば拡大します。いわゆる定量的な数字面が判断材料になります。
しかしながら、全てが上記内容で決まるわけではありません。
実は、定性的な人柄や考え方も重要視されています。
銀行員も人間です。横柄な態度や嘘をつく経営者に対しては積極的に対応したいとは思いません。
現場の担当者だけではなく、課長や支店長なども何気なく人柄などをチェックしています。
当然、人柄が良ければ与信枠が増えるかと言われたらそうではありません。
ただし、業績の良し悪しは必ず訪れます。その時に銀行が「なんとかしてあげたい」と思われる取引を日常から心がけていれば、与信を超えても支援をしてくれる可能性もあります。
銀行取引は重要な経営者の役割です。
与信については、財務内容一辺倒ではなく、総合的に判断をされます。ぜひ、覚えて活用してみてください。
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