〜舌の上で繰り広げられる、東洋医学のミステリー〜

村上哲也

村上哲也

テーマ:健康

「無性に激辛ラーメンが食べたい!」「甘いものがないと死ぬ……」
そんなとき、私たちは「ストレスかな?」「意志が弱いのかな?」と自分を責めてしまいがち。
でも、東洋医学の視点で見ると、それはあなたの性格のせいではありません。
実は、「舌」は内臓から届くSOSを受け取るポストなのです。

1. 食べたい味でわかる「あなたの弱点」

東洋医学には「五味(ごみ)」という考え方があります。
特定の味を猛烈に欲するのは、対応する臓器が「助けて!」と叫んでいるサインかもしれません。

欲する味 対応する臓器 こんな時じゃないですか?


| 酸味(酸っぱい) | 肝(かん) | イライラが止まらない、目が疲れている。 |

苦味(にがい) 心(しん) 寝つきが悪い、動悸がする、ソワソワする。

| 甘味(あまい) | 脾(ひ) | 常に体がだるい、胃腸が重い、考えすぎる。 |

辛味(からい) 肺(はい) 風邪を引きやすい、肌がカサカサ、悲しい。

| 鹹味(しょっぱい) | 腎(じん) | 足がむくむ、白髪が増えた、やたらと不安。 | |

「甘いものが止まらない」のは、あなたの根性がないからではなく、「脾(胃腸)」がエネルギー不足でバテている証拠。
まずは自分を責めるのをやめて、「お疲れ様」と内臓に声をかけてあげましょう。

2. 「足りないから食べる」の落とし穴

「じゃあ、酸っぱいものが食べたい時はレモンをかじれば解決だね!」
……と言いたいところですが、実はここからが重要。
東洋医学の面白い(そして怖い)ところは、「特定の味を欲しすぎる状態」は、すでにセルフケアの限界を超えているサインだということです。
例えば、エンジンオイルが切れた車にガソリン(食べ物)をいくら注いでも、車はスムーズに走りません。それどころか、無理に走らせればエンジンそのものが焼き付いてしまいます。

3. なぜ「食べる」だけでは足りないのか?

食事はあくまで「燃料」です。しかし、燃料を受け取る側の**「体の器」が歪んだり、巡りが滞っていたりすると、どんなに良いものを食べても栄養になりません。
* 「巡り」が悪い: せっかくの栄養が目的地に届かない。
* 「器」が歪んでいる: 食べれば食べるほど、特定の場所に負担がかかる。

ここでプロの出番です。

「つなぐ手」の施術は、いわば体の「車検」と「チューニング」。
滞った流れをせき止めている「詰まり」を取り除き、内臓が正しく働ける環境を整えます。
「無性に何かが食べたい」という異常な食欲が、施術を受けた後にスッと消えることは珍しくありません。それは、体が正しく整い、内臓が「もう叫ばなくていいんだ」と安心した証拠なのです。

結論:あなたの舌は、嘘をつかない。

もし今、特定の味に執着しているのなら、それは体があなたに送っている「ラストメッセージ」。
食べ物でごまかすのはもう終わりにして、一度その声を「つなぐ手」でじっくり聴かせてください。
メンテナンスされた体で食べる食事は、今までの10倍、あなたの血となり肉となるはずですから。
「最近、やたらと〇〇な味が食べたい……」そんな心当たりはありますか?今のあなたの状態を一緒に紐解いてみましょう。

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村上哲也
専門家

村上哲也(鍼灸師、整体師)

つなぐ手治療院

20年以上にわたり、数多くの体の悩みに向き合ってきた鍼灸師・整体師。慢性的な痛みや、頭痛、自律神経の乱れによる不調、明確な原因が特定できないケースまで、豊富な経験を生かして丁寧に対応しています。

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