秋の不調は「乾燥」だけじゃない?

村上哲也

村上哲也

テーマ:健康

〜東洋医学と自律神経で読み解く“秋バテ”の真実〜


「秋になると、なんとなく元気が出ない」「朝起きた瞬間に息が浅い」「肌が乾く」
…そんな経験ありませんか?

実は、東洋医学では秋は肺と大腸の季節。
空気が乾き、呼吸や皮膚、腸のバランスが崩れやすくなります。
この“乾き”が体の表面だけでなく、心や自律神経まで乾燥させるのです。

秋の「呼吸」が自律神経を左右する


秋は、空気が澄んで気持ちが良い反面、朝晩の寒暖差が激しくなります。
すると、自律神経は“冷えた体を温めよう”とフル稼働。
でも、深い呼吸ができていないと酸素が不足して、
脳が“ストレス状態”と勘違いしてしまいます。

つまり、呼吸が浅い=交感神経優位=不調の始まり…

「肺」は“悲しみ”を司る臓


東洋医学では、肺は「気(エネルギー)」を全身に巡らせる臓。
そしてその感情は「悲しみ」。
秋の夕暮れにちょっとセンチメンタルになるのは、
実は自然な現象なんです。
無理に元気を出そうとせず、静かに整える時間を持つことが
心にも自律神経にも最高のケアになります。


おすすめの秋ケア


朝はゆっくり深呼吸を3回

温かい白湯で内臓を目覚めさせる

湿度を少し高めにして肺を守る

寝る前に鎖骨下をやさしく撫でてリラックス


これだけで、自律神経のバランスが整い、
「乾き」からくる不調を未然に防ぐことができます。


つなぐ手治療院より


東洋医学では「未病(まだ病気になっていない状態)」を整えることが最も大切。
不調になる前のケアが、結果的に“秋を心地よく過ごす近道”です。
あなたの呼吸と心を、今一度整えてみましょう!!

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村上哲也
専門家

村上哲也(鍼灸師、整体師)

つなぐ手治療院

20年以上にわたり、数多くの体の悩みに向き合ってきた鍼灸師・整体師。慢性的な痛みや、頭痛、自律神経の乱れによる不調、明確な原因が特定できないケースまで、豊富な経験を生かして丁寧に対応しています。

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