鍼灸で経絡を整える仕組み

村上哲也

村上哲也

テーマ:健康

〜“電波の中継基地”をメンテナンスする〜


鍼(はり)や灸(きゅう)は、
実は“経絡の電波塔”に直接アクセスするメンテナンス作業です。

ツボ(経穴)とは、経絡上にある中継基地のようなもの。
そこを刺激することで、滞っていた“気”や“血”が再び流れ出します。
ちょうど、詰まったホースを軽く叩いて水の流れを戻すようなイメージです。

鍼を打つと、体は一瞬「異物が来た」と感じます。
すると、脳が反応して“修復モード”をONに切り替え、
血流を増やし、免疫細胞を集め、筋肉をゆるめていきます。
このとき、体の奥では見えない“経絡の回線修復”が進行中。

お灸の場合は、温熱によって経絡を通る気血の流れを促し、
冷えやストレスで「オフライン」になっていた部分を再起動させます。

つまり鍼灸は、
体のWi-Fiをリセットし、滞った通信をスムーズにする
“身体の再接続セラピー”なのです。


だからこそ、肩こりや頭痛といった局所の不調だけでなく、
「なんとなくだるい」「眠りが浅い」「気分が沈む」といった
自律神経の乱れにも深く働きかけていく。

鍼灸は、体と心、そして脳をつなぐ“再接続ボタン”。
経絡を整えることは、
本来の自分の“通信速度”を取り戻すことでもあるのです。

壊れてから治すよりも壊れないように整えていく方が大事ですね♪

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村上哲也
専門家

村上哲也(鍼灸師、整体師)

つなぐ手治療院

20年以上にわたり、数多くの体の悩みに向き合ってきた鍼灸師・整体師。慢性的な痛みや、頭痛、自律神経の乱れによる不調、明確な原因が特定できないケースまで、豊富な経験を生かして丁寧に対応しています。

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