季節の変わり目はなぜだるい?
〜“電波の中継基地”をメンテナンスする〜
鍼(はり)や灸(きゅう)は、
実は“経絡の電波塔”に直接アクセスするメンテナンス作業です。
ツボ(経穴)とは、経絡上にある中継基地のようなもの。
そこを刺激することで、滞っていた“気”や“血”が再び流れ出します。
ちょうど、詰まったホースを軽く叩いて水の流れを戻すようなイメージです。
鍼を打つと、体は一瞬「異物が来た」と感じます。
すると、脳が反応して“修復モード”をONに切り替え、
血流を増やし、免疫細胞を集め、筋肉をゆるめていきます。
このとき、体の奥では見えない“経絡の回線修復”が進行中。
お灸の場合は、温熱によって経絡を通る気血の流れを促し、
冷えやストレスで「オフライン」になっていた部分を再起動させます。
つまり鍼灸は、
体のWi-Fiをリセットし、滞った通信をスムーズにする
“身体の再接続セラピー”なのです。
だからこそ、肩こりや頭痛といった局所の不調だけでなく、
「なんとなくだるい」「眠りが浅い」「気分が沈む」といった
自律神経の乱れにも深く働きかけていく。
鍼灸は、体と心、そして脳をつなぐ“再接続ボタン”。
経絡を整えることは、
本来の自分の“通信速度”を取り戻すことでもあるのです。
壊れてから治すよりも壊れないように整えていく方が大事ですね♪



