季節の変わり目はなぜだるい？

季節の変わり目、体がだるいのはなぜ？

「なんだか最近、頭が重い」「眠りが浅い」「体がだるい」
季節の変わり目になると、こうした不調を感じる人が増えますね。

東洋医学ではこれは【気・血・水】のバランスが一時的に乱れるため、と考えます。
季節の変化は、いわば“自然の衣替え”。
体も同じように内側から衣替えをしようとするのですが、
スムーズにいかないと「だるさ」「頭痛」「イライラ」といったサインが出るのです。

例えば…
春 → 肝（気の流れをつかさどる）がオーバーヒートしてイライラ
夏 → 心（血の流れ）が乱れて動悸や不眠
秋 → 肺（呼吸と皮膚）が弱り咳や乾燥肌
冬 → 腎（エネルギーの貯蔵庫）が冷えて腰痛やむくみ

つまり不調は「季節に体が追いつけていないよ〜」というサイン。
これを無視して薬だけで抑えてしまうと、
本来のリズムに調整するチャンスを逃してしまいます。

東洋医学的・季節の変わり目セルフケア

・睡眠と食事を“季節仕様”に変える
（例：秋は乾燥対策に梨・はちみつを取り入れる）
・ 深呼吸や軽いストレッチで気の巡りを助ける
・だるさ＝サボリではなく、衣替え中の証拠と考える

体はカレンダーを持っていません。
でも自然と一緒に“季節の音楽”を奏でています。
調子が悪い時は「自分の中の季節の演奏」がちょっとズレてるだけ。
上手に調律してあげれば、また元気に歌い出しますよ。

もちろん治療で鍼灸…特にお灸が物凄く効果てきめん！
ご自愛ください。