季節の変わり目はなぜだるい?
咳=ノドのせい?実は違うかも!
「咳が止まらない」と聞くと、多くの人は「風邪」「のどの炎症」「気管支のトラブル」と考えがちです。
でも、東洋医学の視点では “咳は体の中からのSOSサイン” かもしれません。
東洋医学での「咳」の原因
東洋医学では、咳の原因は 肺だけに限らない のが面白いところです。
肺の弱り … 一番イメージしやすい。「空気の出し入れ役」がうまく働かない状態。
胃腸の疲れ … 消化器が弱ると、食べ物や湿気が逆流してノドを刺激 → “痰がからむ咳”に。
腎のエネルギー不足 … 加齢や疲労で「体の奥のバッテリー」が弱ると、夜になると咳が出やすい。
感情のストレス … 実は「怒り」や「悲しみ」も咳を誘発する。イライラすると咳が出る人も!
つまり、「咳が止まらない=ノドだけの問題ではない」というのが東洋医学のユニークな視点です。
意外な例え:体の“アラーム機能”
咳は体の中で起こった異変を知らせる アラーム音 のようなもの。
ホコリを吸った → 火災報知器が鳴る(異物侵入)
胃が疲れた → 台所からの異臭警報(逆流)
腎が弱った → バッテリー残量アラーム(夜の咳)
アラームを止めるだけでは根本解決にならず、どこから音が鳴っているか探すのが大切です。
東洋医学的セルフケア
温かいお茶を少しずつ → 肺を潤す(ハチミツ入り紅茶など)
夜更かしを控える → 腎を守る
イライラしたら深呼吸 → 感情で誘発される咳を落ち着かせる
消化の良い食事 → 胃腸を助けて痰を減らす
※つなぐ手治療院では長く続く咳の治療としてお灸がかなりの結果が出ています。
熱により悪いものを退ける、是非なかなか改善しない方はご相談ください。



