【東洋医学の基礎概念 気・血・水】

村上哲也

村上哲也

テーマ:健康

〜なんとなく不調の正体、実はこの3つかも?〜


「なんか最近、疲れやすい」「朝スッキリ起きられない」「病院に行くほどじゃないけど、ずっと不調…」
そんな“グレーな体調”、思い当たることありませんか?

東洋医学では、こういった「なんとなく不調」の原因を、
気(き)・血(けつ)・水(すい)
という3つのバランスで捉えています。

聞き慣れない言葉かもしれませんが、ざっくり言うと──

・気(き)=エネルギーやパワー
目には見えないけど、体を動かす原動力、エネルギー。
スマホで言えば“充電”。気が不足すると、やる気が出ない・息切れする・ため息が増える…そんな症状が出やすくなります。


・血(けつ)=栄養と温かさを運ぶ液体
いわゆる血液ですが、東洋医学では「心や肌、髪をうるおす働き」も大事にします。
女性に多い“血の不足”は、貧血・冷え性・生理トラブル・イライラの原因になることも。


・水(すい)=体内の水分のめぐり
リンパ・汗・涙・鼻水なども含まれ、体を潤して不要なものを流す役割があります。
水がうまく巡らないと、むくみ・めまい・頭が重い…などの症状に。


この3つのバランスが整っていると、心も体もご機嫌。
逆にどれかが多すぎたり少なすぎたりすると、不調が出やすくなるんです。

つまり、気・血・水は“心身のバランス3兄弟”。
どれも大事で、1つでも機嫌を損ねると全体に影響します。

「えっ、そんな考え方あるんだ!」
「不調って“巡り”のせいかもしれないのね」
そう思ったあなたは、すでに東洋医学の入り口に立っています。

サプリに頼る前に、気・血・水のバランスをちょっと意識してみる。
それだけでも、きっと体は嬉しがってくれるはずです。


リンクをコピーしました

Mybestpro Members

村上哲也
専門家

村上哲也(鍼灸師、整体師)

つなぐ手治療院

20年以上にわたり、数多くの体の悩みに向き合ってきた鍼灸師・整体師。慢性的な痛みや、頭痛、自律神経の乱れによる不調、明確な原因が特定できないケースまで、豊富な経験を生かして丁寧に対応しています。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

慢性的な痛みや不調に悩む人に寄り添う鍼灸師・整体師

村上哲也プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼