夫婦のお金の価値観がすれ違うときの対処法/ケチな旦那さんに悩んでいませんか?

三枝照子

三枝照子

テーマ:夫婦修復

〜ストレスを減らし、ふたりの家計を整えるために〜



夫婦問題カウンセラーの三枝照子です。

夫婦の間で「お金の価値観が合わない」と感じる瞬間は、どなたにも起きうるものです。
たとえば、支出に慎重な夫と、必要なものにはきちんとお金をかけたい妻。
どちらが正しい・間違っているという話ではなく、育ってきた環境や経験から、自然と身についた“お金の感じ方”が違うだけなのです。

しかし、日々の生活費や教育費などの話になると、価値観のズレはどうしてもストレスにつながりがち。
そこで今回は、夫婦の関係を悪化させずに、お金にまつわる話し合いをスムーズに進めるためのポイントをお伝えします。


ケチな夫の攻略法


1. 「お金の不安」をそのままにしない


価値観がすれ違うとき、多くの場合すれ違っているのは“お金そのもの”ではなく、“不安の感じ方”です。

・生活費が足りなくなるかもしれない不安
・突然の出費に備えたい気持ち
・子どもの教育資金を優先したい思い

こうした感情を言わずにいると、相手の行動が必要以上に気になり、イライラにつながります。
まずは「私はこう感じている」と、責めずに共有することが第一歩です。

2. 相手のお金の価値観を理解する


支出に慎重な夫は、決して“ケチな人”ではありません。
お金の使い方に慎重なのは、家庭を守りたいという思いの裏返しであることも多いものです。

お互いがどういう経験をしてきたのか、何に安心を感じ、どんなことに不安を覚えるのか。
背景を理解し合うだけで、衝突は驚くほど減ります。

3. ルールは「ふたりで決めた」ことが大切


家計のルールは、一方が決めて押しつけると必ず不満が生まれます。
支出の上限、使途不明金の管理方法、貯金の目的などは、「ふたりで話し合って決めた」という事実が安心感と納得感をつくります。

たとえば、
・食費・日用品費などは一定額を妻に任せる
・月に1度、家計を一緒に振り返る
・教育費や貯金など、大きな項目は共同で管理する
といったシンプルな仕組みでも十分です。

4. 「使われた」「使われていない」で判断しない


お金の話し合いでは、数字そのものよりも、
「ちゃんと共有されているか」
「安心できる情報があるか」
が大切です。

少しの不透明さが積み重なると、信頼関係に影響します。
だからこそ、定期的な共有と、見える化された家計は、夫婦の心の距離を近づけてくれます。

5. 完璧は目指さず、「現実的に続けられる形」を


家計管理は、夫婦生活の中でもとくに継続が必要なテーマ。
最初から完璧な仕組みを作る必要はありません。
まずは“いまのふたり”がストレスを減らしながら続けられる方法を選びましょう。

たとえば、
・家計アプリは簡単な入力のみ
・月1回の家族会議
・お互いの使うお金は一定額の範囲で自由
など、“無理しない運用”が長続きのコツです。

まとめ



お金の価値観が違う夫婦でも、丁寧に話し合いを積み重ねることで、安心できる家計は必ず作れます。
大切なのは、相手の考えを否定せず、ふたりにとってちょうどいいバランスを探ること。
「お金の話ができる夫婦」は、その分だけ信頼関係が強くなります。

具体的な攻略法を、ティダテラス公式ブログに書いています。合わせてご覧くださいね。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

三枝照子
専門家

三枝照子(夫婦問題カウンセラー)

夫婦カウンセリング ティダテラス

脳科学、心理学、東洋思想などをベースにしたオリジナルメソッドで、夫婦修復のためのテクニックだけではなく、根本解決を目指して伴走。こだわりや怒りの気持ちを解きほぐすコーチングや男性専門コミュニティーも。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

迷いや生きづらさの根源に向き合う夫婦問題カウンセラー

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のメンタル・カウンセリング
  4. 東京の夫婦カウンセリング
  5. 三枝照子
  6. コラム一覧
  7. 夫婦のお金の価値観がすれ違うときの対処法/ケチな旦那さんに悩んでいませんか?

三枝照子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼