夫婦仲が悪いと子どもにどう影響する?家庭の雰囲気が未来をつくる理由
こんにちは。夫婦問題カウンセラーの三枝照子です。
「家事をめぐって、夫婦の雰囲気がギクシャクする…」
そんな経験はありませんか?
共働きや子育てに追われる30代・40代夫婦にとって、家事の分担は避けて通れないテーマです。
この記事では、よくある不満やすれ違いの原因をひもときながら、誰でもすぐ実践できる「夫婦円満の家事シェア術」を、5つの知恵袋にまとめてお届けします。
⸻
第1条:期待と役割の“すり合わせ”を丁寧に
家事分担がうまくいかない一番の原因は、「言わなくても分かるはず」という思い込み。
例えば「ゴミ出しお願い」と言われて、「出す」作業しかしていない夫。
でも妻からすると、「分別して、袋をまとめて、忘れずに玄関に出す」といった工程が抜けていることが不満だったりします。
役割を「曖昧なままにしない」ことが、すれ違いを防ぐ第一歩です。
おすすめは、家事の分担を「家事シェア」と言い換えること。
「手伝う」ではなく、「共に暮らす空間を一緒に整える」意識を持てば、自然と前向きな話し合いになります。
⸻
第2条:タスクを“見える化”して公平感アップ
家事を「やってるつもり」なのに感謝されない…。
それは、やったことが相手に見えていないからかもしれません。
まずは家事をリスト化し、内容を一緒に棚卸ししましょう。
掃除、料理、洗濯、子どもの支度…。実際には数えきれないほどのタスクがあります。
便利なのは家事シェアアプリ。
「Home Tasker」や「Cozi」などを使えば、タスクの進捗を可視化でき、忘れ防止にもなります。
アプリの良いところは、相手がどれだけやってくれたかが見えること。
達成感やチーム感が生まれますね。
紙のカレンダーや冷蔵庫のToDo表も効果的。
家族みんなで見えるところに貼ると、子どもも協力してくれるようになりますよ。
⸻
第3条:話す“タイミング”を工夫しよう
忙しい毎日の中で、つい家事のことは後回しになりがち。
でも、こまめなフィードバックが、長続きの秘訣です。
おすすめは、週末に5分の「家事ふり返りタイム」。
・良かった点
・工夫したい点
・気になったこと
などをざっくばらんに話す時間を、カレンダーに予定として入れてしまいましょう。
また、「ありがとう」や「助かったよ」などのひと言は、LINEのスタンプでもOK。
ポストイットに手書きのメッセージを貼るのも、気持ちが伝わりやすい工夫です。
⸻
第4条:“感謝”を言葉と行動で伝える
家事分担の満足度を上げるには、「ありがとう」のひと言がとても大きな力を持ちます。
たとえば、料理を作ってくれた相手には「美味しいね」と伝えること。
料理の味よりも、「自分のためにしてくれたこと」を認めてもらえると、嬉しいものです。
また、ちょっとしたご褒美やサプライズも効果的。
・好きなお菓子を買っておく
・「お手伝いクーポン」を渡す
など、遊び心のある工夫で、家事も楽しいコミュニケーションに変わります。
⸻
第5条:“月一見直し”で継続できる仕組みに
家事の分担ルールは、一度決めて終わりではありません。
仕事の忙しさや子どもの成長に応じて、柔軟に見直すことが大切です。
月に一度、30分程度の「家事ミーティング」を設けてみてください。
・この1か月で大変だった家事は?
・変えたいポイントはある?
・来月の予定に応じて調整したい点は?
など、話す内容をあらかじめメモしておくと、短時間でも効率よく振り返りができます。
行事や帰省の多い月は、先に家事の負担を軽くする調整をしておくと安心ですね。
⸻
まとめ:家事は「勝ち負け」じゃない。夫婦のチーム力を育てよう
家事分担は、「手伝う・やってもらう」という上下関係ではなく、「一緒に暮らすふたりが、快適に過ごすためのチームプレイ」です。
そのために必要なのは:
1.期待と役割を明確にする
2.タスクを見える化する
3.話すタイミングを意識する
4.感謝を言葉と行動で伝える
5.定期的に見直して、より良い形を探す
という5つの知恵袋。
家事は毎日のことだからこそ、小さな工夫が大きな安心や喜びにつながります。
ぜひ、今日からできることから取り入れて、笑顔あふれる「家事シェア生活」をスタートしてみてくださいね。
ずっとハッピーが続くマリッジライフ応援します。
三枝照子



