ピラティスとヨガの違いを比較(初心者向け)
1.導入|専門家として伝えたいこと
「体が硬いのですが、ピラティスについていけるでしょうか?」
これは、体験にいらっしゃる方から最も多くいただく質問です。
しかし、身体運動学を研究してきたピラティスインスラクターの立場からはっきり申し上げると、ピラティスを始める上で、柔軟性は一切必要ありません。
むしろピラティスは、運動が苦手な方、身体の使い方に自信がない方にこそ体験していただきたい「一生使える身体操作の学習法」
です。
今回は、初めてピラティスを体験される方が、その時間を120%有意義なものにするために知っておいてほしい「3つの新常識」を、専門的な視点から解説します。
2.新常識① 服装は「動きやすさ」より「見えやすさ」
ピラティスは、勢いや回数で行う運動ではありません。背骨や骨盤の位置を、ミリ単位で調整しながら行うエクササイズです。
そのため、体験時の服装で大切なのは「楽な服」よりも身体のラインが分かる服です。
ゆったりしたウェアは一見動きやすそうに見えますが、
- 骨盤の傾き
- 背骨のカーブ
- 股関節や肩関節の動き
といった重要な情報を隠してしまいます。
身体にフィットしたウェアを着用することで、インストラクターはあなたの動きの癖を正確に把握でき、より安全で的確なアドバイスが可能になります。
正しいアライメント(骨格の配置)
を整えることが、ケガを防ぎ、効率よく身体を変える最短ルートなのです。
3.新常識② 食事と呼吸は「完璧」を目指さない
・食事は「空腹すぎず、満腹すぎず」
ピラティスでは腹圧(お腹の内側の圧力)をコントロールします。
そのため、体験前の食事は2時間前までに軽めに済ませるのが理想です。
満腹状態では動きにくく、逆に空腹すぎると集中力が落ちてしまいます。
・呼吸は「上手くやろう」としなくて大丈夫
初めての方が戸惑いやすいのが「呼吸」です。
「ピラティスでは胸式呼吸をしなければ」と意識しすぎてしまう方もいらっしゃいます。
ただし実際のレッスンでは、特定の呼吸法を型にはめることよりも、胸や肋骨、背中までが立体的に広がる自然な三次元呼吸を身につけていくことを大切にしています。
しかし、体験時に最も大切なのは、息を止めないことです。
呼吸が続くことで筋肉に酸素が供給され、神経系が落ち着き、身体はよりスムーズに動けるようになります。
ピラティスに慣れるまでは、呼吸は、上手に行うものではなく、自然に続いていれば十分なのです。
4.新常識③ 「できない感覚」は、身体が変わるサイン
ピラティスは、他人と競うスポーツではありません。
自分自身の身体を観察し、対話する時間です。
体験中に、
- 脚が思うように上がらない
- 身体がプルプル震える
- 左右差を強く感じる
といった感覚が出てくることがあります。
それは失敗ではなく、普段使われていなかった神経や筋肉が目覚め始めている証拠です。
「できない」は、そのまま「伸び代」でもあります。
また、
「この動きになると少し重さを感じる」
「ここだけ違和感がある」
といった小さな気づきは、ぜひインストラクターに伝えてください。
その一言が、あなたの身体に合わせた最適なプログラムを組むための大切なヒントになります。
5.結びに代えて|ピラティスは身体の再教育
ピラティスは、単なるエクササイズではありません。
自分の身体を正しく使うための「再教育のプロセス」です。
大学院での身体科学の研究や、長年の指導経験から確信をもって言えるのは、
「身体は、正しく動かせば必ず応えてくれる」ということです。
肩の力を抜いて、完璧を目指さず、まずは自分の身体を感じる時間を体験してみてください。
そこには、これまで気づかなかった新しい自分の可能性がきっと待っていますよ。
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