冬休みの書き初めは単発レッスンで!/120cmの紙に書く年始の書道体験も!

河邊真

河邊真

テーマ:ご依頼

冬休みの宿題に書き初めが出ている学校は多いと思いますが、「書き初めの宿題を家でやるのはハードルが高い」と感じている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

また、年が明けたら何か新しいことを始めてみたい方、学校や地域の集まりで新年らしいイベントを企画したい方なども、年末年始の計画を立て始めるこの時期に、ぜひこのコラムを読んでいただけたらうれしいです。

私が主宰する板橋区の書道教室「アトリエわんぱく」では、年末は書き初めの宿題、年始は大きな紙に大きな字を書くイベントと、冬ならではの取り組みがありますので、今日は、その二つについてお伝えいたします。


冬休みの書き初め宿題は、アトリエで一緒に

実は昨年の年末、アトリエではちょっとうれしい光景が続きました。2025年12月25日と29日のレッスンで、書き初めの宿題に取り組む子がとても多かったのです。

普段はレッスンに来られない子も、「久しぶりに行きます!」「遠くてなかなか通えないけど、冬休みなので行きます!」「書き初めの指導をお願いします!」と、単発で足を運んでくれました。思い立ったときにパッと来てもらえる場所でありたいと願っている私にとって、こうした声は本当に励みになります。

なお単発でも参加しやすいように、アトリエわんぱくでは月謝(月8,000円・税込)のほかに、都度払い(1回3,000円・税込)の仕組みを設けています。初めての方は、初回に限り1回1,500円(税込)で体験価格もご用意しています。書き初めの時期だけ来てみる、という使い方ももちろん歓迎しています。

そして年内最後となった12月29日には、体験レッスンの方も含めて多くの方に参加いただきました。お正月はまだ来ていないのに、宿題の書き初めを早速仕上げてしまう子もいたんですよ。

「書き初めは年が明けてから書くもの」と思われるかもしれません。けれど私は、年内に終わらせてしまうのも大いにありだと考えています。宿題を早めに片づけようという心構えそのものが、とても大事だと思うからです。

書き初めのコツは「解説つきの手本」と「もう1枚書く?」の声掛け


ちょっとしたコツを伝えるだけで字がぐんと良くなる、書き初めの指導をしているとそんな場面に毎年のように立ち会います。

アトリエわんぱくでは、課題の字を見ながら、私がその場で解説しつつ手本を書きます。そのうえで、筆遣い、抑揚、バランスといったポイントを、一人ひとりに合わせてお伝えしています。

私が大切にしているのは、アドバイスの伝え方です。たとえば「ここをもう少し太くするとカッコいいと思うけど、どうする?もう1枚書く?」と声をかけ、書き直すかどうかは本人に委ねます。「この線は力強くていいね」「次はもっとこうしてみよう」と、できているところから言葉にすることも欠かしません。

講師になって驚いたのは、「失敗か成功か」にとらわれている子がとても多いことでした。私が目指してほしいのは、ただマルをもらうことではなく、自分が納得できる字を書けるようになることです。学校の課題であっても、この考え方は変わりません。

昨年の年末も、たくさんのアドバイスを受け入れて、その場で修正していく子どもたちの力には本当に驚かされました。仕上がった作品に親御さんが大喜びされるのも、この時期ならではの光景です。

遠方で通えない方には、LINEレッスンという方法もあります。LINEレッスンとは、書いた作品を写真に撮ってLINEで送っていただき、私が添削アドバイスを返す、というやりとりを数回繰り返すレッスンのことです。「新春の光」を仕上げた子も、やりとりを重ねるごとに素晴らしい上達ぶりを見せてくれました。





私の姪が小学生のときには、「新年会の前にちょっと見て〜」と頼まれ、「夢の実現」という課題に少しだけアドバイスしたこともあります。




120cmの紙に全身で書く、年始恒例の書道イベント


書き初めの宿題が終わると、アトリエわんぱくでは新年最初のお楽しみが待っています。

「大きな紙に大きな筆で大きな字を書こう」とは、120センチ×90センチの大きな紙に、直径5センチほどの大きな筆を使い、身体全体で字を書き上げる、アトリエわんぱくの年始恒例のイベントのことです。2013年にスタートし、お正月の時期に開催しています。





準備運動をしてから、一発勝負で書きます。私が手を添えてナビゲーションをしますので、大きな筆を持つのが初めての方でも安心して取り組んでいただけます。最初はドキドキしていても、書いていくうちにノリノリになり、最後はスカッと気分爽快。身体全体を使って書く爽快感は、半紙に向かうときとはまた違うものです。

今年は、2026年1月8日の初レッスンで開催しました。アトリエをお借りしているTOKYO SOCIAL DESIGN様から大きな紙をご寄付いただき、色とりどりの紙の中から、それぞれが好きな一枚を選んで書きました。

トップバッターのY君は、所属するドッヂボールチームのバナーを書く大役を任され、少し緊張した様子でやってきました。オーダーされた字は「昇龍」。どちらも知らない難しい漢字だったので、まずは字の勉強をしてから、いざ挑戦です。ドキドキしながらも、ものすごい集中力で書き上げてくれました。




ほかのみんなも、字を選び、紙を選び、思い思いに書きました。ドリンクを飲んだりお菓子を食べたりしながら、新年会のようなにぎやかな時間に。うまく書けるか、失敗したらどうしよう、などと考えている暇はありません。書き終えると皆さん満足そうな顔で、「また書きた〜い」と言ってくれます。

大人やシニアの方にこそ、大きな字の書道体験を
このイベントを、子どもだけのものにしておくのはもったいないと、私はずっと思っています。むしろ大人の方にこそ、おすすめしたいのです。

大人の方には「カラオケみたいな感じ!」とお伝えしています。実際、カラオケのようにストレス発散できる、という感想をいただくことが多いイベントです。全身で書くスカッとした感覚は、一度味わうとヤミツキになるかもしれません。

そして今、特に届けたいのがシニア世代の方です。正直にお伝えすると、これまでシニアの方にこの大きな字の体験をしていただいたことは、まだありません。だからこそ、ぜひ一度挑戦していただきたいと考えています。

私が手を添えてナビゲーションをしますし、書く字もご自分で選べます。上手に書くことより、自分で納得できる一枚を仕上げることを大切にするのが、アトリエわんぱくの考え方です。久しぶりに筆を持つという方にも、楽しんでいただけるのではないかと思います。

さらに、体調面などから外出が難しい方のために、介護施設等へ出向くことも構想しています。書道を愛するすべての人にとって、開かれた場所でありたいと思います。シニア世代と書道については、別のコラムでも詳しく書いていますので、よろしければご覧ください(https://mbp-japan.com/tokyo/shin-sheika-shodo/column/5215183/)。

私自身、声楽、フラメンコ、マラソンと多趣味で、「歌って踊って走る書道家」と名乗っています。分野は異なっても、どれも書とつながっていると実感しています。身体全体を使う大きな字の体験は、その感覚をいちばん味わっていただける場だと思っています。

年始の書道イベントを企画するなら、早めのご相談を
「うちの集まりでもやってみたい」と思われた方へ、以前の事例をひとつご紹介します。

学校のPTAからご依頼をいただき、PTA主催のイベントとして開催したことがあります。一人ずつ大きな紙に字を書き、順番を待っている間は、色紙に好きな言葉を書いてデコレーションしてもらいました。大きな紙の作品にも色紙の作品にも、ウレタンマットで作った即席の落款印を押して仕上げます。どちらも素敵な作品になり、学校の文化祭で展示していただきました。


このように、人数がまとまれば、場所をお借りして出張講座を行うことも可能です。学校行事や子ども会、地域の集まりなど、年始のイベントのひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

年末年始のイベントは、日程や人数、会場の調整など、決めることが意外と多いものです。早めにご相談いただければ、そのぶん内容を一緒にじっくり考えることができますので、少しでも気になった方は、どうぞお気軽に声をかけてください。

年末の書き初め宿題も、年始の大きな字の体験も、根っこにあるのは「書きたい!」という気持ちを大切にすることです。
アトリエわんぱくで、皆さんのお越しをお待ちしています。

・冬休みの書き初め宿題を、家でどう見てあげればよいか迷っている親御さん
・年始に、子どもから大人、シニアまで楽しめる書道イベントを企画したい方
・大きな紙に全身で字を書く体験を、一度味わってみたい方

ぜひお気軽にご相談ください。

レッスン日やお申し込み方法は、ホームページ(https://shin-sheika-shodo.amebaownd.com/pages/7821480/page_202404181824)でご確認ください。

公式LINEアカウントはこちら:https://lin.ee/nv8sM0w

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河邊真
専門家

河邊真(書道家)

アトリエわんぱく

年齢やレベルを問わず、書きたい字を自分で決める自由な書道教室。生徒の自主性を尊重し、特性にも寄り添いながら柔軟に指導。自分のペースで通える都度払い制も導入し、安心して自己表現できる場づくりを目指します

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