不安障害も心の傷も手放す 神経言語的アプローチとは
台風など自然災害の脅威が増す中、世界各地の被災者の方々に、心からお見舞い申し上げます。
行政や地区担当、またプロフェッショナルとして遣わされる方々はもちろん、とりわけ有形無形のさまざまな支援をしているボランティアの方々に、深い敬意と感謝を表したいと思います。高潔な精神を無償の行動で表しておられるからです。
以前シドニー・モーニング・ヘラルド紙は「自分の時間を無給奉仕にささげる人たちは他の人たちよりも、自分の仕事、労働時間、地域社会との関係、また精神面でかなり幸福だと言う」と書いています。近年、被災地にボランティアに出向く若年層は「尽くし世代」と評され、ほめられるべきで、幸福感や自尊心、健康である傾向など、ボランティアのよい影響は、多々実証されています。
「主イエスご自身の言われた『受けるより与えるほうが幸福である』との言葉を覚えておかなければならないことを、すべての点であなた方に示したのです」 -使徒たちの活動20:35-
実際にボランティアが、助けられた方々、復興した地域や世界に大きな感動や影響、変化をもたらしていることを考える時、人間は本能で動く動物とは根本的に異なり、倫理的・良心的・社会的・共感的・自発的・頭脳的・生産的・組織的ほかあらゆる面で特異な存在、地球で最高の生命体だと筆者は常々思っていて、それにふさわしい生き方をしたいとも願っています。
創世記1:27の『神は人をご自分の像に創造してゆき、神の像にこれを創造された』の言葉は、ヒトがサルから進化したとの説よりもはるかに受け入れやすく、真実味を帯びていると思えるのです。
「各々が受けた賜物に応じ、さまざまな仕方で表される神の過分のご親切を扱うりっぱな家令として、互いに対する奉仕にそれを用いなさい」-ペテロ第一4:10-
みなさまも神様からのギフトといえる、愛、知恵、能力、公正の感覚ほか、さまざまなよい特質や教育や技能、資格、体力、脳力、時間、個性、意欲、資力をお持ちかもしれません。互いへのどんなわずかな奉仕も束ねられてゆくとき、大きな力となり、貢献となり、変化ともなりますように。