コミュニケーションにぜひ加えたい 重要なスキルとは
防災の日、台風に次ぐ台風やゲリラ豪雨、二次被害三次被害に見舞われる被災地の方々に、心からお見舞い申し上げます。日本の復興力は世界でも高い評価を得ており、実際に復旧が進められていることが励みになりますが、思うようにならない、様々な悩みや不安は尽きないことと思います。
8月、ビジネスコンサルタントでナレーターの園生彩さんのセミナーからは、筆者とかなり共通しながらも、また違ったアプローチを学べてとても参考になりました。筆者なりの「潜在脳力と可能性を引き出す」観点を交え考察します。
土方歳三の家も 多摩川の氾濫被害に見舞われていた
日本のうつ病患者が500万人自殺は3万人以上といわれる背景には、遺伝的に不安を感じやすい傾向があるとされています。外国人は不安より不満を感じやすいのに対し、日本人は不満より不安を感じやすい傾向があるとのことです。
さらに批判的消極的、懐疑的な見方や考えは、よい考えや新しいものも脳がフロックして受け入れられなくなるだけでなく、周囲にも自分にも悪影響を及ぼしてしまいます。批判的消極的な言動をするほど自尊心が下がり、活力も奪われるので悪循環となります。
『 あなたは苦難の日に自分が失望していることを明らかにしたか。
あなたの力は乏しくなる 』ー箴言24:10ー
『 苦しむ者の日はどの日もみな悪い。
しかし、心の善良な者には絶えず宴がある 』ー箴言15:15ー
この言葉は、苦しい試練や苦難の時に落ち込んではいけないという意味ではなく、どんな不利な状況や苦境にあっても消極的批判的に反応するか、積極的で感謝できる面に目を向けるかは、当人の心次第という意味になります。また、逆境を乗り越えようとする時、脳はフル回転で必ず何か学習していて、問題解決の道を探っています。そしてネガティブブレイン、ポジティブブレイン、いずれの脳質も、確信していることを無意識に証明しようとします。どちらの脳質で、どちらの確信を証明するかも当人次第ということです。
ニューヨーク大学の興味深い実験でも、ハイハイからよちよち歩きまでを録画観察したところ、転んだ回数の多い赤ちゃんほど、その後の歩行距離が延び、安定して歩けるようになったとのこと。
みなさまが、たとえ現在失意や不安や最悪の事態に直面していたとしても、感謝できることやよいことを見出し、その先の希望にも目をとめられますように。