いじめ・ネットトラブル防止策と バリアフリーの好事例とは

星河愛子

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 横浜の第一学院高校で13日に行われた、安川雅史全国WEBカウンセリング協議会理事長による「ネットいじめ・ネットトラブルを学ぶ勉強会」の話は深刻でした。悪ふざけや、目立てば有名になる勘違いで投稿した動画が迷惑行為、危険行為、犯罪行為に及び逮捕にも至ります。逆に、事実確認が不確かでも、一度炎上すれば本人の個人情報は拡散し、進学就職結婚はもとより本人や家族の所属先、近所にまで波及、評判や家庭や将来や命にまで影響する具体例は、どれも想像以上に衝撃的なものでした。

携帯電話番号が不足する中、解約理由にはストーカー被害や悪い仲間から抜けることも含まれ、そうしたワケあり番号を、携帯やスマホを持ち始めた若者が手にし、見えない相手と多くつながるほど危険や犯罪に巻き込まれる現状。例えば、LINEの万引き命令を無視しただけの少年を逆恨みした未成年者が、飲酒の勢いでISの動画をまねて殺害した事件は、周囲もいじめや暴力に気づき、守ろうとしながらも防げませんでした。その衝撃や無念さや悲しみは、察するに余りあります。

スマホの低年齢化でなりすまし、詐欺、ストーカーなど陰湿で卑怯な犯罪、有害サイトや凶悪犯罪に子ども達がさらされる危険も否めません。また親しい仲間同士さえ、ささいなきっかけやねたみや逆恨みが暴走し、複数でLINEやTwitterで仲間はずれにし、水面下で徹底的にいじめる組織化を招いています。
家庭や将来や命に影響、抹殺されかねない不安や恐れから、人と直接関わることを極力避けたり、LINEのみに頼るコミュニケーション不全も、一部で広がっているようです。

親や祖父母や教師達は機能に通じた上で、年末年始に安易にスマホやゲーム機や電子端末を与えず、知人以外のお友達と不必要につながる追加機能などをオフにすることや、有害サイトのフィルタリングを二重三重にかけること、条件や時間制限をもたせる大切さを共に考え、巧みに指導、教育することが依存やいじめや被害から守ると、安川様はセミナーや「子どものスマホ・トラブル対応ガイド」本や冊子などで啓発、解決策を紹介しています。 全国WEBカウンセリング協議会 → http://web-mind.jp/

『惑わされてはなりません。悪い交わりは有益な習慣を損なうのです』 コリント人への第一の手紙15:33

一方、恒例の東京大学バリアフリー教育開発センター主催シンポジウム-組織の多様性が生み出す価値について考える-が東京大学・福武ホールにて開催され、バリアフリーの課題や好事例が話されました。

JTB関裕之様から、日本の障害者・高齢者は閉じこもりがちなのに、イギリスでは車椅子で旅行を楽しんでいたのを見て帰国後JTBで取り組み、障害者、高齢者、妊産婦、知的障害や見た目ではわかりにくい精神疾患など、合理的配慮を要する人口比が増えている現状に、旅行業界全体で合理的配慮と努力をしつつあると報告されました。

和歌山大学教育学部西倉実季様からは、障害が知られ偏見をもたれることに不安や恐れを感じ、周囲の無理解などで本人の開示や合理的配慮が難しい場合があり、それを踏まえた「対話」の課題と可能性が話されました。筆者自身、障害者枠で大企業に雇われながら職場でいじめられ「死にたい」と長期間相談を受けたことがあり、障害者雇用法から障害者差別解消法にシフトしたばかりの現状では、まだまだ周囲の理解や課題は山積みと感じています。

横浜市立大学CSRセンター長影山摩子弥様からは、障害者雇用のダイバーシティ効果が報告され、単調な作業もいとわない障害者の利点や、障害者が指示に忠実に働く姿や純心さが健常者によい影響を与え険悪な人間関係も改善して、能力が20%向上・モンドセレクション受賞・業績改善・リスクマネジメント促進・顧客満足度の向上など、いくつもの好事例が紹介されました。企業側が障害者のよいところに目を向け、可能性を引き出し活用する工夫や、内外のコミュニケーション、地域のネットワークが求められています。

『 立場の低い者に対して 思いやりをもって行動する人は幸いです 』 詩編41:1

                                   東大 銀杏並木
いじめによる心身の不調や自殺を防ぎ、多様性を受け入れ、人材を育成し活用することが、今後の労働力の減少と精神衛生と社会の幸福に貢献することは、言うまでもありません。

 2016.12.28  以下メディアでも 関連記事 同時公開
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星河愛子
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星河愛子(スマホ診断・オンライン複業支援)

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副作用なく心の傷も潜在脳力や可能性のギフトに転換する日本初DSR認定トレーナー。明治維新で先祖も関わり日本は一つに。分断世界も一つにと一致した国際ボランティア活動と世界初の安心安全な環境で協業推進中。

星河愛子プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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