書籍「ゼロからわかる糖尿病」を発売しました!
拙著「ゼロからわかる糖尿病」(日刊現代/講談社)の書評を中野区医師会 会長/宇野医院 院長 宇野真二先生が書いて下さいました。
書評は東京都医師会の情報誌「都医ニュース」2026年9月号(第727号)に掲載されましたので以下に転載させて頂きます。
税所芳史著 「ゼロからわかる糖尿病」
本書は、糖尿病を「闘う病気」ではなく、インスリンを分泌する限りある資源であるβ細胞を「いたわり守る」病気として捉え直す入門書である。
β細胞を、過酷な環境で働き続ける「ブラック企業の社員」に例える説明は平易で、専門知識のない読者にも病態の本質を理解しやすい。肥満だけが原因ではないこと、日本人が糖尿病になりやすい背景、食事や運動を我慢ではなく工夫として続ける視点など、日常診療での患者さんへの説明にも役立つ示唆が多い。
読み終わった後には、糖尿病は自分を責める病気ではなく、大切なβ細胞を守る生活を考える病気なのだと気づかされる。「もったいない」の対象は食べ物を残すことではなく、β細胞を無駄に働かせてしまうこと、という発想の転換も印象深い。医療者には説明のヒントを、患者さんには前向きに治療へ向き合う安心感を与えてくれる一冊である。
大変お忙しい中、素敵な書評を書いて下さった宇野先生に心より感謝申し上げます。


