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島田英泰プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

樹木の大きさを縮小させるより良い剪定方法

島田英泰

島田英泰

テーマ:樹木の剪定

庭の樹木が枝葉を広げ、のびのびと成長する様子を楽しみながら過ごすことは、とても気持ちの良いものだと思います。
しかし、年を経て敷地に対して大きく成長し過ぎてしまい、枝が伸びる場所がなかったり、隣地へ大きくはみ出してしまうなど、様々な不安が出てくる場合は、樹木の大きさを縮小させる剪定をすることも必要になってきます。

樹木の大きさを縮小させるときは、できるだけ枝先を残すこと、葉を多く残すことが大切です。
これは、樹形が乱れる影響や病虫害への抵抗力低下を小さくするためです。

縮小剪定_ヤマボウシ

縮小剪定_モチノキ



大きさを極端に縮小させたい場合でも、弊社では枝先と葉をなるべく残すように剪定しています。

縮小剪定_カツラ


樹木の成長を遅くさせたい場合は、一般的に枝先を全て切り取る、あるいは極端に葉を全て切り取る剪定方法を行いますが、その場合は根の多くが腐朽・枯死して樹木はとても衰弱してしまうので、弊社では大きな切口を作らないように剪定しています。
これは、切口から樹木が腐るのを予防するためです。
こちらも参考になるかと思います。→ 樹木(庭木)の成長を遅くする剪定方法


樹木の大きさを毎年縮小させると、得られるメリットは
1. 落葉を減らすことができる
2. 日当たりを改善する
3. 大枝の折損や倒木が起きた際の被害軽減
4. 剪定作業時の危険度軽減
などがあります。

樹木の管理者や庭園の持ち主の方々が安心される剪定方法を選ぶことが一番よろしいかと思います。

樹木の本数が多すぎる庭園や緑地では、本数を減らして1本1本をのびのびと育てられるように改善したり、樹木の特性を考えて剪定するStructural Pruningという剪定方法もあります。
弊社が推奨する剪定方法「Structural Pruning」の事例

お客様の考えを尊重しながら、一番良い剪定方法をご提案しています。

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島田英泰
専門家

島田英泰(造園業)

緑生環

アメリカ発祥の剪定方法と自身の研究成果から、植物が持っている心理的安らぎを与える効果や猛暑を緩和する効果などの生態系サービスを高めて、植物が私たちの生活の質を高める存在になることを目指しています。

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