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幸せなパートナーシップを築くための夫婦カウンセリング

幸せなパートナーシップを築ける自分をつくるカウンセラー

緒方リサコ

幸せなパートナーシップを築ける自分をつくるカウンセラー 緒方リサコさん
緒方リサコさんカウンセリング風景

#chapter1

修復か離婚か、二人の将来は二者択一ではない

 ピリアロハカウンセリング代表のカウンセラー・緒方リサコさんは、夫婦カウンセリングを中心に、結婚前および再婚カウンセリングを行っています。周囲の人には相談しにくい男女間の悩みに、不安な気持ちを受け止めながら、客観的なアドバイスをくれます。

 夫婦カウンセリングにおいては、パートナーのモラハラや不倫のほか、「妻にいつも責められている感じがする」「妻の地雷がどこにあるのかわからず、どう接していいかわからない」「家が緊張の場になってしまい、家に帰るのが怖い」など、男性からの相談が増えているのが、昨今の傾向といいます。
「夫婦の悩みが原因でうつ症状が出たり、子供への八つ当たりがひどくなるなど、生活に支障をきたすようになったことで、いよいよ見過ごせなくなり、相談に来られる方も多いですね」と緒方さんは語ります。子供が生まれたら変わるかもしれない、引っ越しをしたら変わるかもしれないと期待し、向き合わないでいた夫婦関係の課題が、いよいよ深刻な問題として顕実化したとき、緒方さんの元に相談に訪れる方がが多いのだそうです。

 もともと、結婚前から引っかかっていたことが、離婚を考えるほどの悩みに発展するケースもあり、緒方さんは結婚前カウンセリングの大切さも強調します。

 しかし、カウンセリングの目的は、修復か離婚か、どちらかを選ぶことではありません。個人の幸せ、夫婦の幸せを考え、“より良いパートナーシップを築けるように自分を高めていくこと”です。「カウンセリングでは、二人がどういう夫婦でありたいかを明確にしていきます。“何でも話し合える夫婦でいようね”というのが目的なら、そこを目指して、二人で関係を作っていけるようにサポートしていきます」

#chapter2

対人関係のパターンにも気づけるようにサポート

 カウンセリングは、個人カウンセリングとペアカウンセリングがあります。「じっくりと相談者の話に、中立な立場で耳を傾け、問題の本質に近づくための問いかけを大切にしている」と、緒方さんはいいます。
 初回の相談では、どうしても感情的にパートナーの批判ばかり口から出てくことが多いものです。しかし、そこで緒方さんは、言い分や使われている言葉に隠されている本音を引き出しながら、問題の焦点を整理していきます。 緒方さんはこのように話します。 「日本人は自分の気持ちを表現することが苦手で、つい相手を責めるような口調になってしまう傾向にあります。『どうしてあなたは!』という批判の言葉の裏には、実は『大切にされていない気がしてさみしかった』という本音があるなど。批判の言葉ではなく、その本音を伝えることで、パートナーと気持ちの共有ができ、話し合いやすくなります。このようなコミュニケーション方法についてもお伝えしています」。カウンセラーが夫婦の間に入ることで、相談者の方は冷静に問題を見つめ、コミュニケーション改善を図ることが可能になるのですね。

 パートナーとの関係が悩みとはいえ、その背景には、その人の持つ“対人関係のパターン”が隠れているとか。「夫婦のトラブルは、対人関係のパターンの問題が顕在化したものなのです」。
 「たとえ離婚を選んだとしても、対人関係のクセを理解しないままでは、新たなパートナーと出会ったときに、また同じことを繰り返してしまうことも。対人関係のパターンが問題を引き起こしているなら、自分がもっと楽に生きられるパターンに塗り替えていくことも重要です。夫婦関係の修復も、そこから始まります。カウンセリングでは、そうした気づきが生まれることも大事にしています」

 夫婦のお悩みや問題解決のためにカウンセリングは平均して3〜5回来られる方が多く、中にはペア(夫婦一緒)で受けられる方々も。「夫婦の危機を克服した後も継続的にカウンセリングを受け、理想的な夫婦になられたカップルもいらっしゃいます。カウンセラーとの相性も判断いただくために初回は無料で個人面談をしていますので、お気軽にご相談ください」と緒方さんは話します。

ピリアロハカウンセリングがあるビルの外観

#chapter3

離婚経験からカウンセラーに

 緒方さん自身も、離婚経験者です。47歳で、22年間の結婚生活にピリオドを打ちました。離婚のきっかけになったのは、自由で型にはまらない、息子の生き方に触れたこと。「私は親にとっていい子ではあったけれど、自分らしく生きるという意味では親の犠牲になったのかもしれない。夫婦関係においても本当の自分でいられているだろうか」と、夫との関係を顧みて疑問を持ち、離婚を選択することになったのだそうです。

 離婚後、自分をクリアにしたいと考え、アメリカでアドラー心理学や発達心理学、カウンセリングを学び、自分自身も見つめ直したそうです。そして、カウンセラーとして独立。その後、52歳で事実婚。しかし、還暦の前日に終止符を打ちました。「自分の中に潜んでいた対人関係のパターンに気づかせてもらいました」と振り返ります。
親にとっての“いい子”や役割を演じる自分、情で動くという課題も克服し、「今、自分らしく生きられることが有難く、幸せです。それ以上に、親子・嫁姑・仕事・友人など様々な方とパートナーとして動けるようになったこと、これこそが私の最大の喜びであり、日々充実しています」と緒方さんは明るい笑顔を見せます。

 体験による気づきと学びを通したカウンセリングで、緒方さんは、クライアントの心情に寄り添います。

(取材年月:2019年9月)

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専門家プロフィール

緒方リサコ

幸せなパートナーシップを築ける自分をつくるカウンセラー

緒方リサコプロ

夫婦カウンセラー

ピリアロハカウンセリング

不倫、モラハラ、産後クライシス、セックスレスなど、夫婦間の悩みの相談問題を引き起こした心のあり方、対人関係のなどを探って、幸せなパートナーシップの構築をサポートする。

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