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「収納のしやすさ」を視野に入れたトータルコーディネートで、「暮らしやすい部屋」を実現

「暮らしやすさ」を提案するインテリア・ライフプランナー

秋山富美子

秋山富美子 あきやまふみこ
秋山富美子 あきやまふみこ

#chapter1

収納機能が自分の生活に合っているかどうかが、「暮らしやすい部屋」への近道

 インテリアコーディネーターであり、整理収納アドバイザーでもある「おうちデザイン研究所」の秋山富美子さんは、インテリアの提案と同時に、「収納」を重視したアドバイスを行う生活と住まいのエキスパート。デザイン性はもちろん、収納機能を兼ね備えた部屋づくりを行い、一人一人のライフスタイルに合った部屋へと導きます。

 「洗練されたインテリアコーディネートでも、『きれいなのに散らかっている』状態ではもったいないですよね。収納がうまくいっていないと、部屋は整って見えないですし、散らかった部屋ではお気に入りのインテリアも素敵に見えません。私が提案するのは『インテリアか収納』ではなく、『インテリアと収納』です。住まいのクロスや床、カーテンなどのコーディネートから、外からは見えない収納という部分までトータルにコーディネートさせていただきます」

 こう話す秋山さんは、依頼者の好みや希望だけでなく、家族構成から一日のライフサイクルまで丁寧にヒアリングし、生活動線を考慮した家具の配置と収納スペースの確保に努めます。依頼者からは「素敵な部屋になった」という声とともに、「暮らしやすくなった」という声が届くことも。

 「暮らしやすさって、インテリアの見た目のかっこよさだけでなく、その機能が自分の生活に合っているかどうかだと思うんです。

 普段使う筆記用具や調味料などの置き場一つとっても、その人に合った収納場所があって、その場所に『楽に片付けられる』ことが、きれいに整えやすい部屋の条件。日々、家事や仕事に忙しくしていると、気持ちも曇ってきたりしますよね。そんなときに片付けにくい部屋だとさらにストレスが溜まります。そこを解消してあげることが、暮らしやすい部屋への近道だと思っています」

 依頼者が納得するまで何度も打ち合わせを重ね、数カ月かけてコーディネートしていく秋山さん。時には10回もの打ち合わせを行うこともあるそうです。依頼者のどんな悩みや希望にも答えられるようにと、世代ごとの好みの系統、その年の流行りなど、日々の情報収集にも余念がありません。その姿勢からは「合った暮らしを提供したい」という真摯(しんし)な心意気を感じます。

#chapter2

ライフステージの変化に寄り添えるアドバイザーとして

 秋山さんに相談を持ちかける顧客の中には、育児がひと段落したタイミングで「部屋の家具や収納を見直したい」という人も多いそうです。

 「例えば、お子さんが小学生から中学生に上がったときや、大学生になって一人暮らしが始まり、夫婦二人の生活になったときなど、暮らしの変化とともに、その時の住まいの悩みも変わってくると思います。家族の成長に合わせて、一緒により良いデザインを考えていけるように寄り添っていきたいですね」

 納品後も手紙やハガキを送り、使い心地や住み心地を確認しつつ、何か困りごとはないかを定期的に伺うという秋山さんは、「一度限りのお付き合いではなく、その時々のお部屋の悩みを共有できるアドバイザーでありたい」と話します。

 また、最近では「ペットと暮らす部屋」のオーダーも増えつつあり、棚の上にキャットウォークを取り付けたり、リビングのTVの下に小型犬用のスペースを作ったりするなど、家族の一員であるペットの快適性をも視野に入れた部屋づくりを依頼されることもしばしば。「ますますの勉強と情報収集が欠かせない」と秋山さんは笑顔を見せます。

 時には特定のスペースにぴったり収まるインテリアをデザインし、オーダーメード家具を納品することもある秋山さん。これまでに培った、インテリア業界内での広い人脈と豊富な知識を生かし、オンリーワンの部屋づくりを叶えてくれる頼もしい存在です。

秋山富美子 あきやまふみこ

#chapter3

理想の暮らしを叶えるために、時には「住み替え」の提案も

 「今、不動産業界の協力先とタイアップして、より広い選択肢をお客さまに提供できるよう準備をしています。『こういう生活をしたい』という希望に対して、間取りなどの都合上、100%叶えられない場合は『住まいの住み替え』も一つの案として提案できるようにする予定です。例えば住んでいる場所を変えることで、動線の問題や収納スペースの問題がクリアになり、お客さまの理想とする暮らしが可能になることも。必ずしも買い換える必要はありませんが、必要に応じて提示できたらと考えています」

 物件探しや不動産売買、インテリアの相談、収納のプランニングなど、これまで細分化されていた業務が、「不動産とインテリアの連動」によって、ワンストップで対応可能に。秋山さんは「住まいに関するあらゆる相談に応じることができるように体制を整えていきたい」と今後に期待を寄せます。

 インテリアと収納に関する知識と経験、そして不動産業界のネットワークを持った秋山さんは、いわば「暮らしのライフプランナー」。今の生活環境に違和感がある、現在の住まいを見直したいという方は、相談してみてはいかがでしょうか。

(取材年月:2020年5月)

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秋山富美子

「暮らしやすさ」を提案するインテリア・ライフプランナー

秋山富美子プロ

インテリアコーディネーター

おうちデザイン研究所

お客様からたくさん話を聞きイメージやアイディアを形にすることで暮らしやすいインテリアに、収納家具は使いやすく馴染みます。「自分では選ばない壁紙や色の組み合わせに驚き!」などのお声をいただく。

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